(OVO オーヴォより)
40歳以上のおやじにときめく若い女性が増えているらしい。一昔前は若い女性の嫌悪対象だった「おやじ」がときめき対象に変わるのだから世の中不思議だ。トレンド総研が20代の女性会社員約3000人を対象に実施したアンケート調査によると、約4割が40歳以上の男性に「ときめき体験あり」と回答している。
おやじの何に引かれて若い女性がときめくのか。そこらを掘り下げるため、「ときめき体験あり」と回答した女性の中から500人を抽出して実施した同総研のアンケートによると、8割近くが「清潔さ」を挙げている。次いで「上品さ」（43％）、「男らしさ」（43％）、「洗練感」（42％）、「ダンディさ」（35％）の回答が続いた。いずれも普通のおやじにはなかなか手の届かないイメージだ。若い女性を引きつけたいなら、やはり、それなりの「清潔感」と「身だしなみ」を身に付ける努力が必要だ。
さらに、「20代女性が40歳オーバーの男性を不潔だと感じるポイント」を聞いたところ、2位以下の「肌荒れをしている人」（32％）、「体型が崩れた人」（29％）を大きく引き離し、最も多くの人が選んだのは、「ひげ」（59%）だった。ショーンコネリーやブラッドピットなら、ひげ面が似合うが、普通のおやじはNG。ただの「不潔」としか感じられないのが、悲しいかな、世の現実だ。
その意味で、若い女性をときめかせたいおやじたちにとって、ひげの処理は最優先事項。パナソニックのメンズシェーバー商品企画担当の陣内克博さんは「第1印象に与えるひげの影響は大きい。そり残しはもちろんNG」と指摘、手や顔・あごの形によくなじむかなど、相性をよく考えてシェーバーを選ぶべき、とアドバイスする。例えば、同社最上位モデルのシェーバー「5枚刃ラムダッシュES‐LV96」は、濃くなるひげにも負けないパワフルな深ぞりが特徴なので、40歳以上の男性にお勧め。さらに肌に優しい設計で、そり過ぎによる肌荒れも防いでくれる、という。
また身だしなみの最大ポイントは、ファッションスタイリストの吉川浩太郎氏によると、「サイズ感」 。「30〜40代にかけては、お腹が出てくるなど体型の変化が起きやすく、ついついそれに合わせたり、目立たなくしようと、大きいサイズの服を選んでしまいがちです。その結果、必要以上に身体が大きく見えてしまう」と話す。
サイズ的にしっくりこないヨーロッパのブランドものに身を包んで背伸びするより、体にピッタリフイットしたメイド・イン・ジャパンの着こなしが、日本人のおやじのダンディーなのだろう。ひげの剃り残しをなくして、ブラッドピットよりピッタリフィットを目指せ、日本のおやじたち！。
