(OVO オーヴォより)
2014年は「ウイスキー」に関する話題がホント多かった。1月にサントリーホールディングスが「ジム・ビーム」で有名な米ビーム社の買収を発表したのには驚いたが、春にAmazon.co.jpが酒類の直販を開始し、地酒とシングルモルトウイスキーに力を入れたという話題にも「へぇ〜」と思ったものだった。9月に始まった朝ドラの主人公が国産ウイスキー作りに情熱を捧げた人物なのは誰もが知るところだが、極めつけのニュースは「シングルモルトウイスキー山崎 シェリーカスク2013」が、イギリスの著名なウイスキーガイド「ジム・マレー ウイスキー・バイブル2015」で世界最高のウイスキーに選ばれたことだろう。日本のウイスキーもそこまできたかと感慨を深めた人も多いのではないだろうか。
近年のハイボールブームで、若者を中心に愛好者を増やしてきた感のあるウイスキーだが、実際に2014年に人々の関心をひいたのだろうか。トレンド総研(東京)がGoogleトレンドで「ウイスキー」というワードの検索ボリューム推移を調べたところ、2014年の検索数は前年度比147.7%と、なんと約1.5倍にも伸長していることが明らかになった。検索数がこれだけ増えたということは、トレンド総研では、「ウイスキーについてもっと知りたい」という消費者が増えていると分析している。ウイスキーに対する関心の高まりはどうやら本物のようだ。
ここでのどを「ゴクリ」と鳴らしたあなたに、お薦めのウイスキースポットを二つ紹介しよう。
東京・六本木ヒルズで12月25日(木)まで開催中なのが「WHISKY HILLS 2014」。幻想的なイルミネーションを眺めながら「世界5大ウイスキー」を楽しめる催しで、アメリカン、カナディアン、スコッチ、アイリッシュ、そしてジャパニーズの5大ウイスキーの中から10種類の味わいを手軽に体験できる。テーマ別の飲み比べセットも用意されており、初心者から上級者まで楽しめるはずだ。
京都・御所西の京都平安ホテルで2015年2月22日(日)に開催されるのが、「Whisky Festival 2015 in京都」。世界中のウイスキーが集まる一大展示試飲イベントで、19回目となる今回は過去最高の規模になる予定。ウイスキーの展示・試飲を中心に、試食コーナー、各種スペシャルセミナー、カクテル無料提供などさまざまな趣向がこらされるというから、こちらもウイスキー好きには見逃せない。
これらのイベントに参加して、2015年はウイスキー初心者から上級者に変貌を遂げてみるのも悪くないのでは。
◆WHISKY HILLS 2014
http://whiskyhills.jp/
◆Whisky Festival 2015 in京都
http://whiskyfestival.jp/kyoto2015/