(OVO オーヴォより)
「今年こそは結婚！」と目標を立てて頑張る人がいる一方、婚活を最初からしないという人も少なくない。婚活をしない理由は、そもそも何なのだろうか？ 成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開するパートナーエージェント（東京）が実施した「未婚男性の年収と婚活の関係性」に関するアンケート調査によると、年収によって“結婚しない理由”が異なることがわかった。
最初に、30代未婚男性1829人を対象に年収を聞くと、「答えたくない」という回答者を除き、300万円未満が23.6％、300万円以上600万円未満が63.7％、600万円以上が12.7％だった。もう少し細かくみると、300万円台（28.4％）と400万円台（23.1％）の比率が高いという。30代で年収の差が広がっている様子だが、果たして年収はどのていど婚活に関係しているのだろうか。
年収で３つのグループに分け、婚活状況の関係性について調べてみると、「300万円未満」（婚活率：9.2％、婚活経験率：18.5％）、「300万円以上600万円未満」（婚活率：16.9％、婚活経験率：28.8％）、「600万円以上」（婚活率：22.7％、婚活経験率：32.7％）という結果となり、婚活に対する意識に経済力が関係していることがうかがえる。
実際に、3つの年収グループ別に「婚活しない理由」をたずねると、年収が「300万円未満」のグループで他グループよりも多く選ばれた項目は、「そもそも結婚する気がないから」（43.1％）と「有料の婚活サービスを利用する金銭的な余裕がないから」（17.0％）だった。年収「300万円未満」では、「結婚する気がない」を選んだ比率が他のグループに比べて頭一つ抜きん出て高いことからすると、年収は婚活意欲にとって大きな要素であることがうかがえる。対して、「600万円以上」のグループでは、「仕事が忙しく、婚活のために使う時間がないから」（23.9％）を選ぶ回答者が多いのが目を引いた。
もっとも、「結婚する気がない」とした人は、「300万円以上600万円未満」、「600万円以上」のグループにも約3割いて、決して低い数値とはいえない。そこで、なぜ結婚する気がないのか理由を聞くと、「300万円未満」グループでは「特に理由はない」（33.3％）を選んだ回答者が最も多く、「300万円以上600万円未満」グループでは「1人の方が気楽・自由だから」を選んだ人が6割以上と他のグループに比べ突出していた。
ちなみに、年収「600万円以上」グループでも、トップは「1人の方が気楽・自由だから」（50％）。また、「キャリア・夢が最優先」（14.3％）は“仕事の忙しさ”とリンクしているので何となくわかるのだが、「1人の女性に縛られたくない」（28.6％）と“贅沢”かつ“余裕”といえる回答が抜きん出て多かったのも特徴だ。結婚相手を選ぶなら、高年収の男性を･･･そう思っているあなた、相手は手ごわそうだよ。
