暮らしのコト

男子、厨房を出る?  「非調理」への回帰現象

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(OVO オーヴォより)

イクメンから弁当男子まで、日本男児も結構“家庭的”になったと思った矢先、「ここ1週間で、何回くらい調理をしたか」をきいたキューピーの調査で、「調理はまったくしなかった」と回答した男性(単身者)が前回(2011年)調査に比べて5.9%増えていることが分かった。単身女性についても、20代、30代でそれぞれ、9.2%、10.3%の人がここ1週間で「調理はまったくしなかった」と回答。男女ともに、調理スキルが上がり、料理の頻度も増えていた前回調査までの傾向が、ここに来て「非調理」に“後退”していることが浮き彫りになった。

平日の食事で調理をした人に、どんなことをしたのか尋ねたところ、「野菜や果物を切る」がもっとも高く、「野菜や果物の皮をむく」「ごはんを炊く」「お米を研ぐ」が多数。だが、2011年と比べると、「野菜や果物を切る」「野菜や果物の皮をむく」は漸減。パッケージサラダなどを利用している様子がうかがえる。

逆に「フライパンで焼く」は3.4%増加。レシピ本や雑誌では「フライパンひとつで作れる」といった企画が多く、惣菜用の調味料も増えているから、“フライパン=簡便調理”という潮流にのっているらしい。

「自分の食事を準備するときに不満に感じていること」を尋ねたところ、「献立に変化がないこと」「品数の少なさ」「栄養バランスが悪い」ことなどが上位にランクイン。「手作りする時間がない」という不満は3.7%増加している。料理好きでもそうではなくても、食は健康の基本。「食育」が必要なのは、子供たちだけではなさそうだ。

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