最近地震多いけど住まいの地盤は大丈夫? 現在地の地盤リスクを知るアプリとは

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(OVO オーヴォより)

じぶんの地盤アプリ

 「ついにきたか!」。8月1日、多くの都民の背筋に戦慄が走った。気象庁から東京湾を震源にした震度7の緊急地震速報が流れたのだ。結果的には誤報だったが、首都直下型地震(震度6弱以上)は30年以内に発生する確率が70%といわれている。そして大きな地震が起きた場合、家屋倒壊の明暗を分けるのが地盤だ。その自宅などの地盤リスクを瞬時に知ることができる「じぶんの地盤アプリ」を地盤ネット(東京)が8月1日に配信した(iPhone/Android/Windows/Mac対応、無料)。

 このアプリは「ポケモンGO」のようにGPS機能を利用し、現在地の地盤情報を数値で表示できるのが特長。住宅購入時に役立つばかりでなく、子どもの学校や緊急避難先から旅行先までGPS機能が使えるところならどこでも安全な地盤情報が調べられるのだ。加えて過去24時間、7日間、30日間の地震発生位置と震度を地図上に表示することもできる。

 また同社のCMに出演する俳優の神保悟志さんと女優の葵わかなさんが“地盤を知ることの大切さ”の普及を目的とした「地盤PR大使」に就任。8月16日には就任記者発表会が東京ソラマチ(墨田区)で開催され、同社の山本強社長が2人に任命書を授与した。また夏休みの自由研究の提案として地盤と災害の関係に関連したクイズが行われた。「土地の名前に「台」「丘」がつく地名は安心か?」「高台の土地ならどこでも安心か?」「土地の価格が高いところは地盤が良いか?」(答えは全てNO)といったクイズが出題され、「地盤PR大使」の2人とこのイベントに参加した親子が回答していた。

 来月迎える防災の日は90年以上前に起きた関東大震災の日。同じ東京でも震度7の被害を受けた土地と被害が少なかった土地に分かれている。100年以上前の土地の様子はなかなか分からないから、このアプリを使って地盤リスクを把握し、防災対策をしてみてはいかがだろう。

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