プライマーが「60シリーズ」セパレートアンプ プリアンプにネットワーク機能/DACを搭載

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(OVO オーヴォより)

輸入オーディオ機器のナスペックは、プライマー(Primare スウェーデン)社製のプリアンプ「PRE60」とパワーアンプ「A-60」を、6月20日(土)に発売する。ラインアップ最上位の60シリーズのモデルとなり、いずれも受注生産。価格はPRE60、A60ともに1,200,000円(税抜)となっている。

プライマーは30年の歴史をもつ北欧のオーディオブランドとして、現在も30シリーズを中心にインテグレーテッドアンプやセパレートアンプなどを数多くラインアップしている。60シリーズはその上位として日本に初登場となった。

PRE60はノイズや歪みに強いフルバランス回路、わずかの音質への影響を抑えるために、回路間にコンデンサーやDCサーボを使わない完全DC構成としている。4層基板により信号経路を大幅に短縮し、伝送ロスを抑えている。電源部も凝った設計で、スタンバイモードではスイッチング電源、実動作時はメインのリニア電源と分けているほか、メイン電源はデジタル系とアナログ系で独立して供給。また分けるだけでなくアナログ系は、パワートランジスターやレギュレーターなども最適化している。

ネットワークプレーヤー機能とDACを搭載するのも注目で、ネットワーク上のNAS内、USBメモリー、パソコンなどの音楽ファイルを再生できる。DACチップはシーラスロジックCS4398を使い、SRC4392サンプルレートコンバーターも備え、入力されたデジタル信号はすべて192kHz/24bitにアップサンプリングされてDA変換、再生される。デジタル入力は、LAN、USB-A、USB-Bのほか、RCA同軸、TOS光×3系統と豊富。WAV、FLAC、AIFFやMP3など主要なファイル形式に対応。またDSDには対応していない。

アナログ入力はライン6系統(RCA×4、XLR2)、出力もRCAアンバランスとXLRバランス4系統を装備。消費電力38W、サイズは幅430×高さ142×奥行き385m、重量10.5kg。

ペアとなるパワーアンプA60は、UFPD(ウルトラファストパワーデバイス)独自開発のクラスDアンプ回路で、250W+250W(8Ω)の出力を得る。この回路は、駆動時のスピーカーのインピーダンス変化に対して、独自のフィードバック技術で、クラスDアンプで受けやすい音質への悪影響を排除。再生中のダイナミックな変化にもつねに追従して、安定的な動作を行うようにしている。

回路はPRE60ともマッチするフルバランス構成で、PRE60と同様、4層基板を使う。UFPD回路の動作をバックアップする電源部は、瞬間最大出力2600VAの大容量と高速、安定した供給を行うスイッチング電源と独自の電源コントロール回路で、高調波や電磁波などが発生しないように図っている。

パーツ類も高品位なものを使い、入力のRCA端子とスピーカー出力端子がWBT社製のnextgen、XLRがノイトリック社製を採用している。サイズは幅430×高さ142×奥行き385mm、重量10.3kg。

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