「プリアンプ」

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ニュープライムからDAC内蔵プリアンプ「DAC-9」 PCM384kHz/DSD11.2MHz対応

ニュープライムからDAC内蔵プリアンプ「DAC-9」 PCM384kHz/DSD11.2MHz対応

 輸入オーディオのフューレンコーディネートは、ニュープライム(NuPrime)社製のDAC内蔵プリアンプDAC-9を、2月24日(水)に発売する。幅235?のハーフサイズのボディーに豊富なデジタル入力や高精度ボリュームを装備し、ハイレゾ音源も機能的に楽しめる。価格は110,000円(税抜)。 デジタル入力4系統(USB、RCA同軸、TOS光、XLR)とアナログ入力(RCA)を装備。同時登場のクラスDパワーアンプSTA-9と組んで、小型で高機能なシステムアップを可能にする。 DACチップには最新の32bitプロセスのAK4490EQを投入し、FPGAによるMHzレベルへのアップサンプリングにより、低ジッターの高精度変換を図っており、USB入力ではPCM384kHzとDSD11.2MHz(Windowsのみ)のファイル音源をサポートする。プリアンプ部ではキーデバイスとなるボリュームには、FPGA制御によるスイッチ抵抗ラダーネットワークを使って構成。信号の劣化やロスがなく、0.5dBステップの正確なコントロールができるようになっている。 出力は2系統(RCA、XLR)でバランス出力に対応。サイズ・重量は、幅235×高さ55×奥行281?・2.3kg。

マッキントッシュがプリアンプ2機種 ハイレゾPCM384kHz&DSD11.2MHz対応

マッキントッシュがプリアンプ2機種 ハイレゾPCM384kHz&DSD11.2MHz対応

 輸入オーディオ機器のエレクトリは、米国マッキントッシュ(mcintosh)社製のプリアンプC47(600,000円・税抜)、C52(900,000円・税抜)を1月10日(日)に発売した。フォノ入力、USB入力を備え、アナログレコードとハイレゾデジタル音源が楽しめる。 32bit処理のDACを内蔵。PCM384kHZ/32bit、DSD11.2MHz対応のUSB入力のほか、同軸とTOS光のSPDIFデジタル入力、同社SACDと欄ポートと結びPCMとDSDの伝送が可能なDIN入力も装備する。一方、アナログフォノ回路はMM、MCで独立した入力をもち、MMで47kΩ/50pF〜800pF、MCで25Ω〜1000Ωまでの切り替え調整が可能で、きめ細かくカートリッジに対応する。 C52は8バンドイコライザーできめ細かく好みの音質が追求でき、またヘッドフォン出力回路では、頭内で再生される不自然さを抑えるクロスフィードを内蔵し、パーソナルなリスニングも心行くまで楽しめるようになっている。

プライマーが「60シリーズ」セパレートアンプ プリアンプにネットワーク機能/DACを搭載

プライマーが「60シリーズ」セパレートアンプ プリアンプにネットワーク機能/DACを搭載

 輸入オーディオ機器のナスペックは、プライマー(Primare スウェーデン)社製のプリアンプ「PRE60」とパワーアンプ「A-60」を、6月20日(土)に発売する。ラインアップ最上位の60シリーズのモデルとなり、いずれも受注生産。価格はPRE60、A60ともに1,200,000円(税抜)となっている。 プライマーは30年の歴史をもつ北欧のオーディオブランドとして、現在も30シリーズを中心にインテグレーテッドアンプやセパレートアンプなどを数多くラインアップしている。60シリーズはその上位として日本に初登場となった。  PRE60はノイズや歪みに強いフルバランス回路、わずかの音質への影響を抑えるために、回路間にコンデンサーやDCサーボを使わない完全DC構成としている。4層基板により信号経路を大幅に短縮し、伝送ロスを抑えている。電源部も凝った設計で、スタンバイモードではスイッチング電源、実動作時はメインのリニア電源と分けているほか、メイン電源はデジタル系とアナログ系で独立して供給。また分けるだけでなくアナログ系は、パワートランジスターやレギュレーターなども最適化している。 ネットワークプレーヤー機能とDACを搭載するのも注目で、ネットワーク上のNAS内、USBメモリー、パソコンなどの音楽ファイルを再生できる。DACチップはシーラスロジックCS4398を使い、SRC4392サンプルレートコンバーターも備え、入力されたデジタル信号はすべて192kHz/24bitにアップサンプリングされてDA変換、再生される。デジタル入力は、LAN、USB-A、USB-Bのほか、RCA同軸、TOS光×3系統と豊富。WAV、FLAC、AIFFやMP3など主要なファイル形式に対応。またDSDには対応していない。 アナログ入力はライン6系統(RCA×4、XLR2)、出力もRCAアンバランスとXLRバランス4系統を装備。消費電力38W、サイズは幅430×高さ142×奥行き385m、重量10.5kg。  ペアとなるパワーアンプA60は、UFPD(ウルトラファストパワーデバイス)独自開発のクラスDアンプ回路で、250W+250W(8Ω)の出力を得る。この回路は、駆動時のスピーカーのインピーダンス変化に対して、独自のフィードバック技術で、クラスDアンプで受けやすい音質への悪影響を排除。再生中のダイナミックな変化にもつねに追従して、安定的な動作を行うようにしている。 回路はPRE60ともマッチするフルバランス構成で、PRE60と同様、4層基板を使う。UFPD回路の動作をバックアップする電源部は、瞬間最大出力2600VAの大容量と高速、安定した供給を行うスイッチング電源と独自の電源コントロール回路で、高調波や電磁波などが発生しないように図っている。 パーツ類も高品位なものを使い、入力のRCA端子とスピーカー出力端子がWBT社製のnextgen、XLRがノイトリック社製を採用している。サイズは幅430×高さ142×奥行き385mm、重量10.3kg。

ラックスマンが真空管セパレートアンプ「CL-38uL/MQ-88uL」 90台限定の特別モデル

ラックスマンが真空管セパレートアンプ「CL-38uL/MQ-88uL」 90台限定の特別モデル

 オーディオ機器のラックスマンは、創業90周年を記念した真空管コントロールアンプCL-38uL、真空管パワーアンプMQ-88uLを7月に発売する。90台の限定生産で、価格はCL-38uLが430,000円、MQ-88uLが470,000円。  CL-38uLは、先に発売のCL-38uをベースに開発。外観ではウッドケースを家具メーカーの老舗、カリモク工業とコラボレーションしたウォールナット突き板材にローズウッドの光沢仕上げを施したウッドケースを採用する。フロントアルミパネルはシャンペンゴールドとして往年の伝統的なデザインイメージが、一層、色濃くなっているようだ。 回路では、ミニチュア管を現代ブランドとして名高いスロバキアJJ製の高信頼管(ECC803S、ECC802S)に変更、また回路間のカプリングコンデンサーには、オリジナルのオイルコンデンサーを採用して音質をチューニングしている。  低インピーダンス化による安定した伝送が行えるSRPP(シャント・レギュレーテッド・プッシュ・プル)構成、左右/2段階ゲインで独立させた4基のMCトランスを搭載したフォノ回路、きめ細かく音質を調整できる伝統のトーンコントロールなど従来モデルを継承する。 入力はライン4系統(RCA)とフォノ1系統(MM/MC)、出力がライン2系統。サイズは幅402×高さ169×奥行き307mm、重量13.5kg。 MQ-88uLも変更点はMQ-38uLとほぼ共通で、前段のミニチュア管をJJ製のECC803S、ECC802Sに変更。回路間のカプリングにはオリジナルのオイルコンデンサーを使い、アルミパネル部はシャンペンゴールド仕上げとしている。 特性をそろえた選別品のJJ製KT88のプッシュプル構成と25W+25W(6Ω)の出力値はベースモデルと同様。初段と定番のムラード型回路で構成したドライバー段は直結としてパワーリニアリティーを重視、3極管接続により出力管の音を高純度で取り出している。出力トランスは往年の真空管アンプ時代に名声を得たオリジナルのOY15型トランスを復刻しているのもベテランファンにはポイントとなるだろう。 入力は固定(ダイレクト)と、入力レベルが調整できるバリアブルを装備し、さまざまなプリアンプとの組み合わせにも対応している。消費電力は280W(電気用品安全法)、サイズが幅440×高さ184H×奥行き230Dmm、重量15.8kg。

トライゴンが小型プリアンプ「SNOWWHITE II」 デジタル入力を新装備

トライゴンが小型プリアンプ「SNOWWHITE II」 デジタル入力を新装備

 輸入オーディオ機器のフューレンコーディネートは、トライゴン(TRIGON ドイツ)のオーディオプリアンプSNOWWHITE IIを、6月24日(水)に発売する。前モデルのアルミ/スチールによる幅20cmのコンパクトなボディを受け継ぎながら、デジタル入力を新たに装備した。ブラック、シルバーを用意。価格はリモコン付き300,000円(税抜)、リモコン無しは280,000円(税抜)。 入力はアナログ3系統(RCA)と192kHz/24bit対応のデジタル4系統(RCA同軸2、角型光2)で、手持ちCDプレーヤーのデジタル出力をつないで、また異なった音の趣きで楽しむこともできる。PCからのUSB入力は備えていないが、デジタルオーディイオ信号に変換するUSB DDコンバーターを利用すれば本機のDA変換を活用できる。 フロントの2つのダイヤルはボリュームと入力セレクターで、これらはマイクロプロセッサーで制御。無駄のないスムーズな動きを得ており、ボリュームもデジタル式の高精度で低損失。電源部は別筐体として、誘導ノイズの影響を抑えている。 大きさは幅200×高さ60×奥行350mm・2.1kg(本体)、幅80×高さ83×奥行145mm・0.8kg(電源部)。組み合わせるパワーアンプとしてはDWARF IIが用意される。

ティアックがUSB DAC/ヘッドフォンアンプ「UD-503」 デュアルモノ&フルバランス回路を搭載

ティアックがUSB DAC/ヘッドフォンアンプ「UD-503」 デュアルモノ&フルバランス回路を搭載

 音響機器のティアックは、USB DAC/ヘッドフォンアンプUD-503を6月下旬に発売する。DA変換ではDSD11.2MHz、PCM384kHz/32bitに対応、回路部はデュアルモノーラル構成、アナログ出力もフルバランス回路とした高密度な設計を採用。ボリュームを備え、プリアンプとしても機能する。オープン価格。 DACチップは評価を高めている最新の旭化成エレクトロニクス社製AK4490を各チャンネル独立、電源部から出力段まで左右が独立したデュアルモノに対応。アナログ出力部は、独自に開発した電流伝送強化型バッファーアンプによる4回路(左右のプラス、マイナス)で構成し、XLRバランス出力ではフルバランス、RCAアンバランスでもバラレル・アンバランスで駆動する。 ヘッドフォンアンプ部はラインアンプと共有するディスクリート構成で、TRSフォーンジャック2基をもち、バランスヘッドフォン、またはアンバランスヘッドフォン2台を駆動できる。 アナログ入力(RCA)も1系統、また256ステップのバランス(4回路構成)型のボリュームを備えプリアンプとして機能。USB DAC部は、2系統の内部クロックを搭載。またDSD11.2MHz、PCM384kHz/32bitへのアップコンバート機能をもち、10MHz外部クロックも使える。ソースの特性に応じて音質を微調整できるデジタルフィルターも装備。主な仕様●デジタル入力:USB-B、RCA同軸、光/同軸3.5?ミニ●アナログ音声出力:XLRバランス1系統、RCAピン1系統●ヘッドフォン出力:6.3mm標準ジャック×2●ヘッドフォン出力:700mW+700mW(32Ω、バランス)、500mW+500mW(32Ω、アンバランス、1台)●対応ヘッドフォンインピーダンス:16〜600Ω●消費電力:16W●外形寸法・重量:幅290×高さ84.5×奥行248.7mm・4.2kg

マッキントッシュからSACD/CDトランスポート「MCT450」とDAC/デジタルプリアンプ「D150」登場

マッキントッシュからSACD/CDトランスポート「MCT450」とDAC/デジタルプリアンプ「D150」登場

 輸入オーディオ機器のエレクトリは、米国マッキントッシュ(mcIntosh)ブランドのSACD/CDトランスポートMCT450(650,000円・税抜)とDAC/デジタルプリアンプD150(450,000円・税抜)を、発売した。 MCT450は、同軸、TOS光、XLRに加えて、専用DIN(8PIN)のデジタル出力も装備。デジタルプリアンプD150との間で、SACDを含むデジタル伝送を可能にしている。SACDとCDで異なる波長をフォーカスできるツインレーザー方式、倍速でディスクデータを読み込んでトラッキングエラー訂正などに効果のある、新設計の静かで高精度なメカを採用する。 SACD、CDのほか、MP3やWMAファイいるを書き込んだCD-R/RWの読み取りに対応。消費電力35W、サイズは幅445×高さ152×奥行416mm、重量11.8kg。 D-150は、同軸とTOS光(各192kHz/24bit対応)、さらにDSD5.6MHzとDXD384kHz/32bit対応のUSB入力を装備したDAC/プリアンプ。DACチップには、ESSテクノロジー社製ES9016Sを、チャンネルごとに4個使い、並列バランス動作をさせ、より高精度で低歪みのアナログ変換を図っている。 MCT450にも装備の、パワーオン/オフを連動させられるシステムリモート端子、付属リモコンでほかのマッキントッシュの機器が操作できるようになるデータポート入力端子を備えている。 消費電力30W、サイズは幅445×高さ98×奥行357mm、重量11.8kg。■リンクエレクトリwebサイト・ブランドページ  http://www.electori.co.jp/mcintosh.html-

AyreがX-5シリーズ・アンプに20周年記念モデル 「KX-5 Twenty」「VX-5 Twenty」「AX-5 Twenty」登場

AyreがX-5シリーズ・アンプに20周年記念モデル 「KX-5 Twenty」「VX-5 Twenty」「AX-5 Twenty」登場

 輸入オーディオ機器のアクシスは、米国Ayre(エアー)社製のプリアンプ「KX-5 Twenty」(1,450,000円・税抜)、ステレオパワーアンプ「VX-5 Twenty」(1,450,000円・税抜)、プリメインアンプ「AX-5 Twenty」(2,100,000円・税抜)を、6月に発売すると発表した。先の上位リファレンスシリーズVX-R Twentyで完了したアニバーサリーモデルへのグレードアップ(関連記事:http://www.pc-audio-fan.com/news/audio/20150527_74184/)を受け継ぐ形となる。  新ダイヤモンド出力回路と名づけた完全バランスの出力段ときわめて応答と供給能力を大幅に高めた、新AyreLockリニア・パワーサプライを軸に、各モデルに応じたパーツや回路で機器としての最適化を実施。伝統のディスクリートで組んだゼロフィードバック・フルバランス構成の回路、プリアンプ、パワーアンプそれぞれに適したゲイン回路を構築している。■リンクアクシスwebサイト・ニュースページ   http://www.axiss.co.jp/news/product-news/ayre-x-5-twenty_series/-

メリディアンの小型USB DAC/ヘッドフォン・プリアンプ「Explorer2」 MQAファイルにも対応

メリディアンの小型USB DAC/ヘッドフォン・プリアンプ「Explorer2」 MQAファイルにも対応

 輸入オーディオ機器のハイレスミュージックは、英国MERIDIAN(メリディアン)の小型USB DAC/ヘッドフォン・プリアンプExplorer2を発売した。既発売のExplorerのグレードアップモデルで、DSPの処理能力を大幅に拡大するとともにCD時代から知られた同社の高いデジタル技術を投入する。また、メリディアンが提案する、いまハイレゾ界で注目の新圧縮フォーマットMQAのファイルにも対応している。 16コア・1000MIPSという高い処理能力をもつデュアルタイルXMOS DSPを使い、最大192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応。回路部は6層基板の採用や信号経路の最短化、最適化を行っている。また、変換時のプリリンギング(音の立ち上がり前に生じる微小ノイズ)を補正する独自のアポダイジングフィルター、可聴帯域外にノイズを追いやりS/Nを向上させるノイズシェーピングも採用。44.1kHz系と48kHz系の2系統のクロック回路など、据え置き型にも匹敵する高度な設計となっている。 バスパワー駆動で入力はUSB miniB、アナログ出力はヘッドフォンとレベル固定のプリ出力の2系統(3.5mmステレオミニ)を装備。サイズは102W×32H×18Dmm、重量50g。■リンクハイレスミュージックwebサイト  http://www.hires-music.jp/-

ズームがオーディオインターフェース「UAC-8」 USB3.0対応のスタジオ仕様

ズームがオーディオインターフェース「UAC-8」 USB3.0対応のスタジオ仕様

 電子楽器や録音機器開発のズーム(ZOOM)は、USB3.0規格のオーディオインターフェースUAC-8を、5月下旬に発売する。1Uラックマウントでスタジオ用途にも対応し、192kHz/24bitの録音再生が行える。オープン価格。 USB3.0により2.0に比べ約10倍の伝送速度と2.0msの超低レイテンシのフォーマンスで、DAWによる高品位で効率的なスタジオワークが実現。Windows/Mac OSが使えるのはもちろん、iPadが直接つなげるクラスコンプライント・モードも備える。 伝送はアシンクロナス、AD変換にはAKM(旭化成マテリアル)社のAK5388、DA変換には同じくAK4413チップを採用。そして、アナログ8入力にはHi-Z入力にも対応、ファンタム電源も供給するマイクプリアンプを備える。MIDI IN/OUTも装備し、専用ミキサーアプリケーションUAC-8 MixEfxを用意。 対応OSはWindows7/8/8.1(32bit、64bit)またはMac OS X 10.8.5以降。録音再生チャンネル数は録音12チャンネル/再生14チャンネル(192kHz/24bit、スタンドアロンモード、最大)。サイズは157.65mm(D) x 482.6mm(W) x46.03mm(H)、質量2.02kg。■リンクZOOM・webサイト  http://www.zoom.co.jp/※本情報は未掲載です。(2015.05.12)-

アキュフェーズがプリアンプ最上位モデル「C-3850」発表 ボリュームまでフルバランス構成

アキュフェーズがプリアンプ最上位モデル「C-3850」発表 ボリュームまでフルバランス構成

 オーディオ機器のアキュフェーズは、同社プリアンプの最上位モデルC-3850を6月下旬に発売する。C-3800の後継となり、2回路をバランス駆動させる独自のボリューム機構により入力から出力までを完全バランスで増幅、伝送する基本構成を継承しつつ、素材、パーツ類などを見直しやチューニングでさらに改良を加えている。 独自のボリューム回路、AAVAは可変抵抗体を使わず、直接、信号回路で音量を調整するボリューム機構で、音楽信号がボリュームによるインピーダンス変化の影響を受けず、低歪み、高SNを維持しなら音量の調整を可能にする。またほとんど左右の連動誤差、クロストークの発生がないのも特徴。C-3850ではこのAAVAを2基使い、プラス、マイナスを別々に調整するバランス型としている。またボリューム位置検出などのメカニカルな動作部分においても、機構全体を重量級のアルミブロック削り出しブロックにおさめ、また回転部の極太シャフトによりスムーズかつ動作音を低減した高精度な調整が可能だ。 全体回路は左右独立でユニット化したモノーラルコンストラクション、ボリューム以外にも大型トロイダル電源トランスと新たに開発して11,000μF電解コンデンサー12個を投入したパワーアンプ並みの電源部、低誘伝導性で低損失のガラス布フッ素樹脂によるプリント基板などで細部まで徹底した低歪み化を図っている。 機能面では、9系統の入力は個別に位相設定(バランスコネクターの3番+/2番+)やスピーカーやパワーアンプを含むトータルゲインに合わせて調整できるゲイン切り替えなどを装備。主な仕様●入出力端子:ライン入力10系統(RCA×6、XLR×4)、外部プリ入力2系統(RCA、XLR)、プリ出力4系統(RCA×2、XLR×2)、録音入出力1系統、ヘッドフォン出力1系統●消費電力:55W●寸法・重量:470W×156H×406Dmm・25kg●備考:リモコン付属■リンクアキュフェーズwebサイト・トップページ  http://www.accuphase.co.jp/※本製品の情報は未掲載です。(201.05.11現在)  -

オーディオプロセッサー「mini DSP」シリーズ オーディオ信号を自在にカスタマイズ

オーディオプロセッサー「mini DSP」シリーズ オーディオ信号を自在にカスタマイズ

 オーディオ機器開発販売のJ.TESORI(ジェイテゾーリ)は、香港のminiDSP社製のオーディオプロセッサーminiDSP 2x4、miniDSP Balanced 2x4、OpenDRC-ANを発売した。オーディオ信号をさまざまに加工、処理できるDSPユニットで、各機能のプログラムは別売の専用プラグインソフトをインストールしたPCから行う。オンライン直販ショップでの販売で、価格(税込)はminiDSP 2x4が16,200円、miniDSP Balanced 2x4が21,600円、OpenDRC-ANが48,600円。  プリアンプからのオーディオ信号(アナログ)を、96kHzまたは48kHz/24bitのデジタル信号に変換、パソコンの機能別プラグインソフトから操作(設定)をする。プライブインソフトには、2ch→4chのディバイディングネットワークサブウーファー(センターモノ)やリア/センターch出力の生成、2ch→4chのミキシング、31バンド・グラフィックイコライザー、4バンドぱラメトリックイコライザー、さらにOpenDRC-ANはリスニングルーム補正やFIRフィルターなど、各種が用意されており、プロ的な従来にないオーディオでの使い方ができる。 miniDSP2x4は入力RCA×2と出力RCA×4のベーシックモデル、miniDSP Balanced 2x4は入出力がXLRバランスとなり、OpenDRC-ANはDSPにアナログデバイスのSHARC ADSP21369を使い32bit浮動演算処理を行う高機能モデルとなる。■リンクJ.TESORI・製品ページ http://jtesori.com/miniDSP/-

コードがDAC「Hugo TT」発表 バッテリー駆動でプリアンプ機能も装備

コードがDAC「Hugo TT」発表 バッテリー駆動でプリアンプ機能も装備

 輸入オーディオ機器のタイムロードは、英国コード(CHORD)のDAC、Hugo TTを、5月下旬に発売する。先に発売のポータブルDAC/ヘッドフォンアンプHugoで得た技術、独自の高度なデジタル技術を継承、発展させた据え置き型でTTはテーブルトップを意味している。リモコンが付属、フィニッシュはシルバーとブラックを用意する。オープン価格で店頭などでは520,000円(税抜)前後の見込み。 Hugo TTは、据え置き型ながらオリジナルHugoのように8800mAhの大容量バッテリーを内蔵。充電で蓄えた電力で駆動する仕組みで、ACラインと電気的な結合を遮断し電源まわりからのノイズの流入を抑える。また、電源部は10Fというちょっとしたパワーアンプ並みのキャパシターで、ハイスピードな応答性が要求されるデジタル回路にも余裕をもって応えるように図っているようだ。 48kHz/16bit対応のSD、PCM・384kHz/32bitとDSD5.6MHzに対応するHDの2系統のUSB入力を備えるのは同様。資料ではコメントはないが、汎用のDACデバイスなどを使わず、オリジナルのオアーバーサンプリング、デジタルフィルター、DA変換などの各回路をFPGAに構築するが基板は、HUGO開発の経験で新たに設計している模様。アルミの素材感を生かした同社ならではのボディーは、HUGOよりやや大型化したためか上下2分割構造となっているが、みるからに精度は高そうだ。仕上げはシルバーとブラックの2種を用意。 選択した入力系統を示すデジタルインジケーターを装備。デジタル入力は前記USB2系統のほかにTOS光とBNC同軸、またBluetoothにも対応しており、計5つのソースが楽しめる。出力はヘッドフォンが3系統(標準×2、ミニ)、ラインがRCAとXLRの2系統で、もちろん出力はボリューム連動のプリアンプモードとレベル固定のDACモードに切り替えられるようになっている。サイズは235W×46H×225Dmm、重量は3.2kg。■リンクタイムロードwebサイト http://www.timelord.co.jp/※本製品の情報は未掲載です。(2015.04.14現在)-