街のコト

白神山地のジュンサイ 初摘みを鍋で食す

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(Jタウンネットより)
ジュンサイは世界各地に自生する水草だが、食用にするのは中国と日本くらいだ。

家庭排水や農薬や除草剤が生育地に流れ込めば、たちまち枯れてしまうため、かつては日本各地で採れたジュンサイも、今では各地で絶滅状態に近い。

ジュンサイ国内生産量の9割を締める秋田県の森岳地区が、ジュンサイ産地としては有名であるが、実に素晴らしいジュンサイを産む沼が、白神山地の麓にもあることは知られていない。笹沼忠雄さん(86歳)が36年間育て続けているジュンサイだ。

笹本さんご夫婦が収穫するジュンサイ
笹本さんご夫婦が収穫するジュンサイ

白神山地世界自然遺産地域から発する水沢川の、清らかな水が流れ込むジュンサイ沼には、たくさんのタニシや魚やカエルやトンボが棲み、その水は飲めるのではと思わせるほど美しい。

この清らかな清流がジュンサイ沼に流れ込む
この清らかな清流がジュンサイ沼に流れ込む

山間の寒い場所にあるため平地の森岳に比べると収穫が遅いので、丁度今週からジュンサイ摘みが始まったばかり。

このジュンサイを白神手づくり工房の柴野隆司さんが作る、比内地鶏の鍋に入れて食したが、これが非常に美味。夏にジュンサイを鍋で食すのは秋田では普通であるが、一般的にジュンサイと言えば、瓶詰に入った小さな芽を酢の物で頂くイメージだから、この豪快なジュンサイ鍋は何ともインパクトがある。

ジュンサイ以外の具材は、比内地鶏、山菜のミズ、だまこ。ジュンサイは煮込んでは美味しくないので、食べる分だけを鍋に入れて、さっと色が変われば、口に運ぶ。その繰り返しでプルプルに包まれたジュンサイを堪能する。素材がシンプルに伝わる美味鍋は暑気払いにも嬉しい郷土料理だ。

比内地鶏の絶品スープをまとったジュンサイ
比内地鶏の絶品スープをまとったジュンサイ

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