(Jタウンネットより)
羅漢様(らかんさま)。
お釈迦様に従った弟子たちをモチーフにした「羅漢像」は、古くから日本各地に存在する。中でも飢饉などで多くの人々が犠牲になったときには、その供養のため、500体の羅漢を集めた「五百羅漢像」を作ることが、しばしば行われてきたという。
岩手県陸前高田市の普門寺では2013年から、そうした先人たちの想いに倣った「五百羅漢様製作」が行われている。

普門寺ウェブサイトより
「未来への記憶プロジェクト」の一環で、被災者を中心とした参加者たちが、彫刻家の指導を受けながら自ら石の羅漢様を彫る、というものだ。
震災で犠牲になった人々への祈りを込めて羅漢様を彫ることが、製作者自身の心の癒しにつながれば――との趣旨から企画され、昨年には計110体の羅漢様が彫りあがった。
2年目となる2014年も、8月16日〜24日(午前9時〜午後5時)にかけて、普門寺で製作の催しが行われる。彫刻経験などがない初心者でも参加可能だという。
参加費は罹災・被災証明のある人が1500円、それ以外は3000円。参加申し込みは普門寺(〒029-2205 岩手県陸前高田市米崎長竹沢181、0120-55-2034〈五百羅漢事務局〉、fumonji500rakans@yahoo.co.jp)。
Tシャツでの支援も受け付け
なお、プロジェクト支援のため、Tシャツの販売(1枚5000円)も行っている。詳細は、普門寺のウェブサイトから。