街のコト

シェアハウスで世界の人々と交流!/メルボルン(オーストラリア)

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

(ライター:嘉藤 由佳)

オーストラリアでは、一人暮らしやカップル向けの賃貸住宅はシェアハウスの方が主流。家賃を抑えるために、2人部屋から8人部屋などのシェアルームなども人気です。物件は基本的にネットで探します。不動産会社が仲介するでもなく、直接オーナーと連絡を取り合うので、礼金も面倒な書類も必要ありません。ほとんどの場合、家具も付いており、気に入ったら口頭契約をし、即日タクシーで引っ越しと、とても気軽に入居できます。

私も今、30人以上の外国人が暮らす大きなシェアハウスに住んでいます。皆、国籍はバラバラで、日本人は私だけ。セキュリティーやプライバシーを重視する日本の賃貸住宅とは違って、ここではシェアメイトたちが毎日友人を連れてきます。防音設備なども全くなく、ヨーロッパ系が多く住んでいることもあり、週末は朝まで、中庭で大音量の音楽をかけながらのパーティーが開催されます。

 

居住しているシェアハウス。33部屋中、1人部屋が29室、カップルルーム3室、3人部屋のシェアルームが1室。家賃の目安は8~12畳で、月額8万~12万円

居住しているシェアハウス。33部屋中、1人部屋が29室、カップルルーム3室、3人部屋のシェアルームが1室。家賃の目安は8~12畳で、月額8万~12万円

IMG_0204

また、キッチンなどの共用設備は、これが日本人の感覚では信じられないほど散らかっています。そのおかげで、ときどきキッチン内でうろうろしている食糧を求める鳥や小動物を見かけることも…。

とはいえ、友達が1人もいない状況で知らない街にやって来た私は、すぐにシェアメイト達と仲良くなれ、街や仕事探しの情報なども入手できて非常に心強く感じました。
日本でも最近、シェアハウス物件が増えてきたと聞きます。新しいコミュニティーの形がどのように浸透していくのか、今後に期待しています。

嘉藤 由佳(かとう・ゆか)
大手ハウスメーカーの注文住宅事業部にて新築戸建、賃貸を担当。退職後、語学勉強と価値観を広げるため世界中の人たちとの出会いを求めてオーストラリアに留学中。

 

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME