松本 秀樹さん「愛犬と暮らすための家」

松本 秀樹さん「愛犬と暮らすための家」

戌年という僕にとっては節目の年になった。有難いことにタレントとしてレギュラー出演させてもらっているペット番組が18年目に突入したことに加え、ドッグライフコンサルタント(犬を飼育している家族と契約をし、愛犬のしつけができるように人間側をしつけします)というお仕事をやらせていただいているため、日本全国の“他人の家を見る・お邪魔する”という経験が一般の方に比べて圧倒的に多いと思います。あ、僕の場合はもちろん何らかのペットを飼われている家に限りますが。

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校門を抜けるとテレビ局だった(東京都/千代田区・神田駿河台)

校門を抜けるとテレビ局だった(東京都/千代田区・神田駿河台)

JR「御茶ノ水」駅周辺は、日本有数の学生街。1960年代以降、郊外へのキャンパス移転が進みましたが、ここ10年ほどは都心回帰の動きが加速。そのせいか、久しぶりに歩くまちは学生で溢れ返っています。かつてキャンパスといえば木々が生い茂り、ツタの絡まる学び舎というイメージがありましたが、都心では多くが高層化し、オフィスビルのようで味気ない。そんななか、駅近くで往年の面影を残す建物に遭遇。大正10年創立の「文化学院」です。

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