
言葉遣いや服装、メール・電話の応対など、仕事のさまざまな場面で問われるビジネスマナー。最近ではビジネスマナーに関する検定やセミナーも多く、社会人のたしなみとしてすっかり定着していますね。今回at home VOXでは、そんなビジネスマナーに関するアンケートを47都道府県にとってみました。
まずは意識調査のためにこんな質問です。
Q.自分はビジネスマナーに厳しいと思いますか?

ビジネスマナーに厳しいと自負しているのは2割程度。47.9%と、約半数の人は「自分はビジネスマナーにあまり厳しくない」と考えているようです。では、「はい(厳しい)」と「いいえ(厳しくない)」それぞれの回答率が高かったのはどの地域なのでしょうか。まずは「はい」の結果から見てみましょう。
厳しい地域1位は商人の街、大阪。お笑い文化からフランクなイメージもありますが、芸人さんの世界は上下関係が厳しいとも聞きますし、キャラクターは陽気でもビジネスにおいてはどこよりもシビアなのかもしれません。
そしてなんと4位には、沖縄がランクインしました。沖縄といえば「時間に遅れてきそうな地域」で1位になるほどのんびりしたイメージがある県。時間厳守のビジネスでもゆるそうな印象ですが、実際はそうではないようです。
続いて「いいえ」の結果も見てみましょう。
「いいえ」の2位には世界有数のビジネス街・東京がランクイン。ビジネスの中心地だからマナーに厳しそう、というイメージもありそうですが、多様な企業・ビジネスが混在する街だからこそ厳しい人よりも柔軟な人の方が多い、という結果かもしれません。
ここまでで、地域ごとのビジネスマナーに対する意識はわかりました。では一方で、実際に、知識として学んでいる人はどれぐらいいるのでしょうか?
Q.過去にビジネスマナーの講習や研修などを受けたことがありますか?

半数近くは講習や研修を「受けたことがある」という結果に。それでは、こちらの結果も地域ごとに分析してみましょう。
「ビジネスマナーに厳しくない地域」2位の東京が、「マナー講習・研修を受けたことがある地域」1位に。知識としては持ち合わせているけれど、あえて厳しくないようですね。
続く2位は、「マナーに厳しい地域」4位の沖縄。マナーに厳しいからこそ講習や研修を受けているのでしょうか。時間に対してはゆるめの沖縄県民ですが、いざビジネスとなったときは、いつも以上にマナーに気を遣った方が上手くいく……かも?
イラスト:タテノカズヒロ
<アンケート調査概要>
対象/対象/全国20〜59歳の男女1,457名(47都道府県各31名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2016年5月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。