街のコト

日本一の茶処・静岡以上にお茶が好きな都道府県があった!

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緑茶のイラスト

今年も新茶のシーズンがやって来ました! 1年間で生産される茶葉のうち、およそ半分が4月中旬〜5月中旬に収穫されるとあって、新茶を楽しみにしている人も多いのでは?

■全国生産量の約4割! お茶と聞いてイメージするのはやっぱり静岡

みなさんは、「お茶」といえばどこだと思いますか? まず、都道府県別の茶葉生産量を見てみましょう。

茶葉生産量のランキング

全国生産の約4割を担っている静岡が圧勝。他の4県も茶処として名高い産地ばかりです。

●静岡県…ひと口に「静岡茶」ではくくれない奥の深さ
栽培面積も全国トップ。大きくは静岡茶と分類されますが、県東部は沼津茶、富士茶、裾野茶など、県西部は掛川茶、菊川茶、小笠茶など、地域ごとにさまざまなブランドがあります。
●鹿児島県…日本一早い新茶の産地
温暖な気候を生かして4月上旬から新茶の摘み取りが行われることから、日本一早い新茶の産地として知られています。知覧茶(ちらんちゃ)、頴娃茶(えい茶)、枕崎茶などが有名。
●三重県…北はかぶせ茶、南は深蒸し茶
南北で、作られるお茶が大きく異なるのが特徴。北勢地方では日光をさえぎって育てたかぶせ茶、南勢地方は茶葉を蒸す工程を長くとった深蒸し茶の主要産地となっています。
●宮崎県…トップ3に大きく迫る勢い
大規模な機械化により、生産量をグングン伸ばしている生産地。煎茶を中心に、玉露や、釜で茶葉を炒った釜炒り茶なども作られています。
●京都府…宇治茶をはじめ、高級銘柄といえばここ
一大ブランド・宇治茶で知られ、高級銘柄が多く生産されています。抹茶の生産高は日本一。

続いて、at home VOXのアンケートで「お茶と言えばどこの都道府県をイメージするか」を調査してみました。

Q.「お茶」と言えば、どこの都道府県をイメージしますか?

お茶のイメージ地域ランキング

やはり静岡がダントツです。3位の福岡、4位の佐賀もやはり全国屈指の茶処ですから、茶葉の生産量とお茶のイメージがある都道府県の顔ぶれは結びついています。

■お茶の生産量と「好きかどうか」は関係がない?

このランキング上位の地域では、どのくらいお茶が愛されているのでしょうか?

Q.毎年新茶を買う習慣はありますか?
Q.あなたはどれか選ぶとしたら、緑茶派・紅茶派・コーヒー派のどれですか?

この2つの質問について、トップ5の地域の回答結果は以下の通り。

トップ5の回答

さすがは静岡、どちらの質問でも全国上位に食い込み、お茶への深い愛情を示しています。鹿児島もそれに継ぐお茶愛ですね。

今度は直球で、ズバリ緑茶が好きかどうか聞いてみました。

Q.緑茶は好きですか?

お茶が好きな地域ランキング

ここでトップに躍り出たのは、山形、福井、岐阜の3エリア。この3県はいずれも緑茶の年間生産量が非常に少なく、山形にいたっては0です。そもそも全体の回答率は79.7%と高いので、静岡が決して低いというわけではありません。それにしても、ほぼ100%という高い数字はおどろきですね。

ちなみに1位の山形は寒冷地ゆえ茶葉の生産に向かないとされていますが、鶴岡市が約1世紀半ぶりにお茶作りを復活させようという動きがあります。こうした取り組みも、お茶を愛する情熱があってこそなのでしょう。お茶が大好きな日本人としては、応援せずにはいられませんね!

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/全国20〜59歳の男女1,410名(47都道府県各30名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2015年4月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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