無我夢中で幼子の世話をしていた両親・・・。親に守られなければ生きられなかった私・・・。縁あって始まった親子関係は、年月を経ていく中で、少しずつ形を変えていく。そして、親が高齢になった時に避けて通れないのが、病気・介護、お葬式・お墓、お金・相続、生前整理などについてだ。 全国で終活に関する講演・セミナーを多数行い、15,000件以上の葬儀や介護、みとりなどの相談に乗ってきた清水晶子氏が、『親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと』 (サンクチュアリ出版、税別1,300円)を9月27日に発売した。同書では、多数の終活相談に乗ってきた経験と自身の家族をみとった体験をもとに、「親のみとり」に対して子世代ができること、考えておきたいことを分かりやすく解説している。 歳を重ねた親の姿を見た時に、「いつまでも元気だと思っていたが、歳を重ねてきて心配なことがちょっとずつ増えてくる」、「相続やお墓、介護のことなど、知っているようで実は何も知らない」、「旅行に行って昔の話を聞いたり、できるうちに親孝行もしたい」など、いろいろな思いが去来する人も多いのではないだろうか。そんな不安や疑問を軽減する一助になりそうだ。別冊で「『もしも』のときに役立つ書き込み式ノート」付き。
