この秋10回目を迎える「全国やきとリンピック」。全国やきとり連絡協議会加盟の7都市(北海道室蘭市・同美唄市、福島県福島市、埼玉県東松山市、愛媛県今治市、山口県長門市、福岡県久留米市)の名物やきとりを中心に、全国各地のやきとりが一堂に集う「やきとりの祭典」として毎年開かれているイベントだ。今年は真田の郷・信州上田にご当地やきとりが集結。10月1日(土)、2日(日)に長野県・上田城からやきとり文化繁栄ののろしが上がる。 上田城での開催を機に、信州上田名物の「美味だれ焼き鳥」も、より広く知られる存在になるかも。「美味だれ」とは、2010年に発見された信州上田独特の食文化を表現するために市民有志が命名した「焼き鳥のたれ」。美味だれの定義は「すりおろしのニンニクが入ったしょうゆベースのたれ」で、「ニンニクたっぷりのしょうゆ」のイメージ。上田地域には60件ほどの焼き鳥店があるが、そのほとんどが「美味だれ」を使っている。創業当時から継ぎ足しているお店や、毎年冬に仕込んで寝かせるお店、リンゴなどの果物や野菜をすりおろしてまろやかな味わいに仕上げているお店など、各店それぞれにこだわりの味となっている。大河ドラマ「真田丸」で活気づく信州上田で、絶品やきとりを堪能しよう。