「パイオニア」

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リッピングからハイレゾ再生まで楽しみを広げるパイオニアのワイヤレスワールド  ◎文・野村ケンジ

リッピングからハイレゾ再生まで楽しみを広げるパイオニアのワイヤレスワールド  ◎文・野村ケンジ

リッピングからハイレゾ再生まで楽しみを広げるパイオニアのワイヤレスワールド 〜ワイヤレスドライブ“BDR-WFS05J”&ミュージックシステム“Stellanova”◎文・野村ケンジ AVアンプや高級スピーカーなどの本格オーディオビジュアル機器から、ヘッドホン&イヤホンなどのポータブルオーディオ、さらにはカーナビやカーオーディオなどの車載製品まで、幅広いジャンルの音響機器を手がけているパイオニア。日本有数のオーディオメーカーとして、高い知名度を誇る同ブランドだが、そのいっぽうで、パソコン分野でも内蔵や外付け用のBD-Rドライブ(BD/DVD/CDライター)を豊富にラインナップしてきており、そちらのジャンルでも有名だったりする。いや、今どきはハイクオリティーを志向したBD-Rドライブなんて、市井ではパイオニアくらい。音響ブランドならではのノウハウを生かすことで、データ書き込みの正確性だけでなく、CDリッピングや音楽再生についても高いクオリティーを誇る独自のシステムを搭載していることから、主にPCオーディオ(パソコンをプレーヤーとして活用するオーディオシステム)ユーザーから高い信頼を得ているのだ。iOSデバイス対応で機動力を高めたパイオニア・ワイヤレスドライブワイヤレスドライブ パイオニア BDR-WFS05J オープン価格 このようにパイオニアのもうひとつの顔となっているBD-Rドライブだが、その最新モデルはラインアップされた独自のワイヤレスドックによりPCとのワ イヤレス接続にも対応。パソコンでワイヤレスの外部ドライブとしての活用はもちろんのこと、この7月にはワイヤレスドックのファームウエアがアップデート されて、iOS専用アプリと連携して、iPhone/iPad、同社オーディオシステム「Stellanova」などと接続できるようになり、ダイレクト にCDリッピングやワイヤレス再生といった、さまざまな使い方が可能となっている。  もともとパソコン用ドライブであるにもかかわらず、パソコンレスでも利 用することができるようになっているのだ。そんな、画期的な手軽さを持ち合わせている最新世代のワイヤレス対応BD-Rドライブが「BDR- WFS05J」だ。  ワイヤレス機能を搭載、パソコンだけでなくスマホやタブレットからもコントロールが行えるという、多機能と利便性を極めたBDR-WFS05Jだが、そ の構成は至ってシンプル。スロットローディング式のPC用薄型BD-Rドライブ本体に、台座を兼ねたワイヤレスドックが組み合わせられた2ピース構成と なっており、ドライブを縦型設置することもあって、スペース効率もかなりよい。実際のセットアップも、台座部分にACアダプタをつなぐだけ。あとはパイオ ニアが提供しているPC用、またはiOSデバイス用のアプリから家庭内無線LANに接続させるSTモードか、直接ワイヤレスユニットを親機として接続するAPモードで接続するだけなので、ワイヤレス機器に不慣れな人でも、ほんの数10 分あれば使い始めることができる。なかなかに手軽だ。 それでいて、前記のようにiOSデバイスからパソコンレスで直接をCDリッピングして再生できるほか、iOSデバイス内の音楽データをドックにつないだHDDやUSBメモリーに書き出し、またiOSデバイスから再生したり、リッピングではデータの保存先にUSB HDDやUSBメモリーを指定できるなど、使い勝手もよい。いやはや、便利な時代になったと思う。  ちなみに、ワイヤレスユニットはAPS-WF01Jというモデル名で単体発売されているので、BDR-XS06Jなどパイオニア製BD-Rドライブを所有している人も、手軽にワイヤレス化ができる。 いっぽうで、パイオニアならではのハイクオリティー志向であるのも、BDR-WFS05Jならでは。振動の排除、抑制を図った高剛性ボディーを採用するほか、リッピングなどでCDデータの読み取りをより高精度に行うようにするPureRead 2+を搭載。新アルゴリズムの採用によって、データの読み取り精度を従来よりも高めている。ちなみに、PureRead 2+の“+”はPureRead系の設定をドライブ本体のファームウエアが記録保存してくれることを指した記号で、パソコンをつなげるたびにいちいちドライブの動作を再設定する必要がなくなっている。おかげで、一度設定してしまえば、パソコンやタブレットなどからも同じ設定を利用することができるようになっているので、ことBDR-WFS05Jのようなワイヤレス接続で様々な機器から利用する場合はとても便利だ。 また、映像や音声コンテンツの再生時にはディスクを低速で回転させ静音を保ち、データをハードディスクに保存するときはディスクを高速回転させてパフォーマンスを高めるアドバンスド静音ファームウエアも機能しており、利用状況に応じて最適な動作を自動的にチョイスしてくれるのも嬉しい。新しいスタイルのワイヤレス・ハイレゾシステム Stellanova さて、BDR-WFS05Jを、実際に使ってみるにあたり、今回はもうひとつ、個性的な製品を組み合わせてみた。それは、先にもちょっと触れたパイオニアのコンパクト&スタイリッシュオーディオシステムStellanovaだ。ワイヤレスミュージックシステム パイオニア Stellanova APS-S301J オープン価格 こちらの製品、何を隠そう、パイオニアはパイオニアでもピュアオーディオ部門ではなく、BD-Rドライブ開発と同じ部署が開発に携わったというユニークな生い立ちを持つ製品。本体は、超薄型の変形五角形デザインが採用されていたり、レッドやブラウンなどのカラーバリエーションが用意されたりと、なかなかにスタイリッシュなデザインとなっている。 シリーズとしては、システムの中核となるUSB DAC内蔵アンプ「APS-DA101J」、USB HUB機能を持ったワイヤレスユニット「APS-WF02J」をラインナップ。APS-DA101Jはシルバーにゴールド、レッド、グリーン、「APS-WF02J」はブラックにブラウン、ブルー、ピンクという、両者で全く異なる4色ずつのカラーバリエーションが用意されているのも特徴的だ。また、専用の小型スピーカーAPS-SP101Jも含めたフル構成のAPS-S301J、スピーカー&アンプ構成のAPS-S201Jなどのセットモデルも用意されている。  そういったスタイリッシュでコンパクトなスタイルもさることながら、やはりパイオニアというべきか、Stellanova最大の特徴といえば、ワ イヤレス環境を活用しつつも、ハイレゾ再生に対応していることだ。しかも、「Air Hi-Res Link Technology」なる独自技術によって、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスからのDSD5.6MHzと PCM192kHz/24bit(いずれも最大)までのハイレゾ音源が楽しめる。今後のハイレゾ音源の普及を考えても、十分に高いスペックを持ち合わせて いるといえる。 ワイヤレスドライブからiPhone/iPadにダイレクトCDリッピング ということで、今回はStellanovaのAPS-S301Jシステムと、BDR-WFS05Jを組み合わせて、どのような活用ができるのかをいろいろと試してみた。なお、パソコンはWindows8.1、iOSデバイスにはiPhone5Sを使用。Windows8.1には専用プレーヤーソフト「Pioneer Stellanova Player」と機器接続ソフト「Pioneer Wireless Connect」を、またiPhone5sには専用アプリ「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」をインストールして、それぞれの使い勝手や機能性についてテストを行っている。 まずはWindows8.1でパソコン用プレーヤーソフトPioneer Stellanova Playerを使う。一言でいえばオーソドックスな音楽再生ソフトで、特に奇をてらったものではない。その分、操作はとても分かりやすかった。加えて、(当然ながら)ハイレゾ音源の再生やその他の音源の再生などもこちらのソフトから行えるため、操作がひとつにまとまってくれているのはかなり便利。その点も含め、使い勝手はよいといえる。  いっぽう、機能の充実が光っていたのが、iOSデバイス専用アプリWireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜だ。こちらはiPhone本体やパソコン、Stellanovaに接続したUSBメモリ(FAT32に対応)など、様々な場所に 置かれた音楽ファイルが再生できるうえ、それがどこに置かれたファイルなのかもアイコンを見ればひと目でわかるようになっている。また、ワイヤレス経由で BDR-WFS05Jと接続しておけば、CDリッピングもコントロールが可能(リッピングのファイル形式も選択可能なのが嬉しい)。ちなみに、リッピング したデータは、iPhone自身に保存されるため、外出時などにヘッドホン等で楽しむことも可能だ。   なお、Stellanovaおよび「BDR-WFS05J」については注意する点がひとつ。こちらの2製品ともに、プレーヤーやコントローラーとして接 続できるデバイスは同時にひとつだけとなっていて、パソコンからiPhoneに切り替えるときは「Pioneer Wireless Connect」を使ってパソコンとの接続をいったん解除、その後iPhoneの「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」アプリから接続を行わなければならない。とはいえ、今回のようなテストならいざ知らず、そこまで頻繁にプレーヤーを切り替える ことはないだろうから、億劫に感じるほどではないだろう。StellanovaでiPhoneからワイヤレス・ハイレゾ再生 USB DAC内蔵アンプAPS-DA101JとワイヤレスユニットAPS-WF02Jを組み合わせたStellanovaは、iPhoneからのハイレゾ再生やUSB DAC機能など、なかなかに便利だ。では、実際のサウンドはいかがなものだろうか。ということで、StellanovaのワイヤレスユニットAPS-WF02JにUSBメモリーを挿し、その音質を確認してみることにした。 フォーカス感のしっかりした、明瞭なサウンド。ヴォーカルやメインギターがしっかりと前に出てきて、存在感のある歌声や演奏を楽しませてくれる。音色傾向としては、クセの弱い、ナチュラルなイメージ。ありのままの歌声を、ストレートに楽しませてくれる。自然でいて、活気のあるサウンドといえるだろう。   しかしながら、APS-S301Jに組み合わせられている小型のスピーカーは、ミニマムなサイズはありがたいものの、66mm口径フルレンジユニットを採用して いる。このためか、低域の量感としてはバランスは悪くないのだが、ローエンドののびがもう少し欲しいという印象を覚えた。そこで、手元にあったドイツELACの BA72を組み合わせてみたところ、これがなかなかに相性がよく、重心の下がった、かつエネルギー感の高いサウンドを披露してくれた。同時に、音場的な広がり感も向上、立体的なサウンドフィールドになってくれた。  両者の違いは、あくまでも好みの範疇ではあるが、APS-DA101Jのパワーアンプ部が(そのサイズからは望外といえる)良好な駆動力を持ち合わせているため、もしお気に入りのブックシェルフスピーカーがあれば、そちらと組み合わせて活用するのも手だろう。それでも、「Stellanova」ならではの利便性や音質の良さは、十分に活かすことができるはずだ。 ワイヤレス環境を得ることで活用シーンが大きく広がったBDR-WFS05Jと、スマートなデザインと手軽で便利な機能性を持ち合わせつつも、音質に関して一切の妥協なく仕立てられたStellanova。どちらもパイオニアらしい、こだわりに満ちた製品だと感心させられた。

パイオニアがワイヤレスドライブ&ドックをファームウェア・アップデート  専用iOSアプリと連携してミュージックシステム化

パイオニアがワイヤレスドライブ&ドックをファームウェア・アップデート  専用iOSアプリと連携してミュージックシステム化

 パイオニアは、ワイヤレスドライブ「BDR-WFS05J」、ワイヤレスドック「APS-WF01J」のファームウェア・アップデートを実施、7月7日(火)よりwebサイトで公開している。内容は、iPhone/iPad用ミュージックアプリ「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」(無料)への対応で、iPhone/iPodでのオーディオ的な活用を大きく広げる。  BDR-WFS05JはワイヤレスドックをビルトインしたBDドライブで有線式の一般的な外部HDDと同等に使える。APS-WF01Jは、同社のほかの光学ドライブを含めワイヤレスドライブ化できる単体のワイヤレスドック。 アップデート(iOSミュージックアプリStellanovaに対応)による機能アップは主に3点。まず、ワイヤレスドックAPS-WF01Jに光学ドライブをつないでおけば、パソコンがなくともiPhone/iPadへワイヤレス、かつダイレクトに音楽CDを取り込めるようになった。取り込みはAACのほか非圧縮でも可能。パソコンで音楽CDをリッピング、それからiPhoneに転送という面倒がない。もちろん、音楽CDをiPhone/iPadで直接再生することも可能だ。 また、ドックにUSBメモリーや外部HDDをつないでおけば、iPhone/iPadにある楽曲データをそれらに簡単に書き出し、読み出し、また直接再生ができる。iPhone/iPadの楽曲データを待避させたり、ストックしたり、HDDでは自分のiPhoneで音楽専用のミニサーバー化もできる。本体容量を気にすることなく楽しめるわけだ。 さらに、ドックにDAC内蔵USBスピーカーをつないで、iPhone/iPadの音をスピーカーで鳴らすこともできる。 これらの操作はiOS専用ミュージックアプリのStellanovaを使って行うわけだが、前述のドックにつないだHDDなどからの再生では、WAVやFLAC、DSDなどのハイレゾ音源にも対応。音楽に合わせた21種のプリセットイコライザー、グレースノートからのアルバム名などの曲情報やジャケットの自動取得とその編集など、Stellanova自体も多機能なアプリとなっている。 -

パイオニアが多様な機能をもつBDプレーヤー、DVDプレーヤー発売

パイオニアが多様な機能をもつBDプレーヤー、DVDプレーヤー発売

 オンキヨー&パイオニアは、パイオニア(Pioneer)ブランドでBD(Blu-ray Disc)プレーヤー「BDP-180」「BDP-3140」とDVDプレーヤー「DV-2030」を発売する。すべてオープン価格でBDP-3140が6月下旬、BDP-180とDV-2030が7月下旬の予定。 BDP-180/3140は、音声を聞きながら約1.5倍速で再生して映画やドラマの内容を短時間で確認したり、また約0.8倍速に遅く見ることもできるので語学やダンス練習などに活用できる。  動画や音声のさまざまなファイルフォーマットに対応。スマートフォンやPC内の動画、デジタル放送を録画したBD-R/REやDVD、ハイビジョンフォーマットのAVCHDなどの再生に対応するほか、USBメモリー経由ではBDP-3140がWAVやFLACのハイレゾ音源、BDP-180では、さらに3デジタルカメラの3D静止画ファイル、オーディオのSACD、ハイレゾ音源ではDSD、ALACなどのファイルが再生できる。 またBDP-180は4K/24pアップスケーリングにより対応テレビとHDMI接続すると、従来映像を自動的に4K/24pへアップスケーリングして送り出せる。You Tube Send TVに対応し、YouTubeの動画をテレビに映すことも可能。また、Miracast、Wi-Fi Directにも対応しているので、スマートフォンやタブレット端末の画面をWi-Fi経由でそのままテレビに映し出せ、動画や写真を大画面で楽しめる。このほか、ホームネットワークのDLNAに準拠。家庭内の同一ネットワークにあるデジタルメディアサーバー(DLNA準拠のNASやWindows PC)に保存した動画や音楽コンテンツも再生が可能だ。 DV-2030はベーシックなDVDプレーヤー。市販のDVDソフトのほか、著作権保護のCPRMに対応していてダビング10などの条件が付いた地デジ番組を録画したDVDディスクの再生も可能だ。JPEGやMP3など動画、音楽の圧縮ファイルの再生や表示できて、JPEGファイルとMP3ファイルを一緒に記録したDVD-Rでは音楽付きのスライドショーで楽しめる。約1.4倍速の音声付き早見機能、PAL方式ディスクも再生できるPAL→NTSC変換機能なども装備。

パイオニアのAVアンプ「VSA-830」「VSA-1130」 Wi-Fi内蔵やBluetoothなどでさらに進化

パイオニアのAVアンプ「VSA-830」「VSA-1130」 Wi-Fi内蔵やBluetoothなどでさらに進化

 オンキヨー&パイオニアはパイオニア(Pioneer)ブランドにて、5.2chAVアンプ「VSA-830」(60,000円・税抜)と7.2chの「VSA-1130」(92,000円・税抜)を5月下旬に発売する。「ひとつ上のクラスの実現」を目指し、Dolby Atmosを含むサラウンド再生能力やハイレゾファイル対応などのネットワーク機能についての強化、HDCP2.2対応やWi-Fi内蔵、Bluetooth対応などAVアンプの最新の流れを広く取り入れている。 サラウンド再生については、VSA-1130では、従来、上位モデルのSC-LXシリーズで使われてきた音場補正技術MCACC Proを搭載するのが大きな特徴。スピーカー設置に合わせた音響的な最適化や部屋の特性に合わせた調整などに加えて、サブウーファーを含む全帯域において全スピーカーの位相をそろえるフルバンドフェイズコントロールまで全項目の調整で、Dolby Atmosなどのサラウンド再生のさらに高精度、リアルな再生を図る。 VSA-830では、従来のVSAシリーズ最上位モデルと同じAdavamced MCACCとして、基本の調整に加えて低音のズレや部屋の定在波の制御など補正項目を大幅に拡大している。  効果的なサラウンド再生を含みアンプの要は音ということから音質の強化も怠りはない。VSA-1130では電源部が、SC-LXシリーズと同様、銅箔シールドにより磁束の漏れを大幅に抑えた電源トランスを使って電磁ノイズを低減し、また基板類にもノイズ対策を施している。デジタル/アナログ回路は独立して供給し、低ノイズ化を図っている。内部についても、各回路の配置や基板の回路パターンなどを見直し、見た目でも美しく、かつ回路間の干渉を抑た、情報量が多く、スムーズなサウンドになっているという。 パーツ類についても、DACチップには高S/Nで定評あるESSテクノロジー社製ES9006Sやすでに同社オーディオ機器で実績のある専門メーカーのルビコン社と共同開発したオーディオ専用のPML MUコンデンサー(薄膜高分子積層コンデンサー)などを投入。また、内部の空洞共振を発生しない特殊形状インシュレーターなど、電気的、物理的を問わず、徹底したノイズの低減を図っている。 VSA-1130、VSA-830はともに同社AVアンプとしては初めてWi-Fi、Blutoothにも対応。Wi-Fi内蔵によりダイレクトにスマートフォンやタブレットと接続できるので、自宅が無線LAN環境でなくともアプリからのコントロールができたり、AirPlayやPUSH Playerも楽しめる。Wi-Fiについては8011a/nを含む5GHzと2.4GHzのデュアルバンドに対応し、ハイレゾファイルを含むより高品位なネットワーク再生が可能だ。またWi-FiやBluetoothがOFFできるので、使わないときのノイズの影響も抑えられる。 ハイレゾファイルの再生については、PCM・192kHz/24bitやDSD5.6MHz(VSA-1130のみでPCM変換。2.8MHzはダイレクト)に対して、Wi-Fi、有線、またUSBとすべてのメディアとの接続で対応している。 映像系では、先のBDP-LXプレーヤーで開発した4K映像へのアップコンバート技術Super Resolutionを投入。従来の1080pも画像解析を行った処理で、より緻密で自然な映像が得られるようにしている。前記のとおりメディアなどの著作権保護技術HDCP2.2にも対応し、将来についても安心して楽しめる。 ユーザーインターフェースについてもきめ細かく改良を加え使い勝手を向上。画面も文字主体で項目を読まないとわからなかったものがグラフィックスを使って項目を分類し、設定画面に直感的にアクセスできるようになった。さらに新しいアプリStart-up Naviを用意。Wi-Fiを利用して、スマートフォンやタブレットでアプリを起動してその問いかけにしたがって答え選んでいけば数分えネットワーク設定が完了、さらに周辺機器との接続に進むと、本体に内蔵のAVナビゲーターが起動し、引き続き画面との対話形式でスピーカーなどとの接続と設定が行える。AV機器に詳しくなくても、取り扱い説明書と首引きで何時間も接続に格闘するということが解消される。  ■リンクPioneer・webサイト・トップページ  http://pioneer.jp/-

フィリップスの“フィデリオ”ヘッドフォン3機種 ハイレゾ音源対応やDAC/アンプ内蔵型ほか

フィリップスの“フィデリオ”ヘッドフォン3機種 ハイレゾ音源対応やDAC/アンプ内蔵型ほか

 オンキヨー&パイオニアイノベーションズはフィリップス(PHILIPS オランダ)ブランドの“フィデリオ”ヘッドフォンシリーズとして「F1」(市場想定価格22,000円前後・税込)、「M2L」(同43,000円前後)、「M2BT」(同29,000円前後)を5月下旬に発売する。 F1は40mmネオジムドライバーを使い、低音強化のバスレフ構造とともに広帯域化。40kHzまでの再生周波数帯域を獲得し、ハイレゾ音源対応を謳う。低反発フォームイヤパッドやアルミニウム・ハウジング、レザー・ヘッドバンドなど高級感ある仕上げで、接続したスマートフォンの通話もできるマイク/リモコン付き。インピーダンス16Ω、感度107dB。 M2LはiOSデバイス対応のライトニング端子を装備したDAC/アンプ内蔵のヘッドフォン。iPhone/iPad/iPodとのデジタル接続により、伝送ロスやクロストークの発生を押さえ込んだより高品位な再生が楽しめる。再生は48kKz/24bit。40mmネオジムドライバーは、不要な共振を排除し密閉度を高めたハウジングにマウントしている。アップルのMFi認証取得済み。 M2BTはBluetoothによるワイヤレスモデル。コーデックはAACおよびApt-Xとして、より高品位な再生を図る。NFC機能でソース機器とはワンタッチでペアリング、約10時間のワイヤレス再生が楽しめる。音楽の再生/停止や曲送りや音量、通話の切り替えなどは、ハウジング部に設けたコントローラーで操作が可能。■リンクオンキヨーwebサイト・トップページ  http://www.jp.onkyo.com/-

パイオニアが高級モデルのヘッドフォン「SE-MASTER1」 想定価格が250,000円前後

パイオニアが高級モデルのヘッドフォン「SE-MASTER1」 想定価格が250,000円前後

 オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、パイオニア(Pioneer)ブランドにてヘッドフォンSE-MASTER1を、5月15日(金)に発売する。同社のヘッドフォン、スピーカー作りの技術とノウハウをフルに注ぎ込んだ最上位モデルとなり、一台ごとにシリアルナンバーが入る。市場想定価格は250,000円前後(税別)。 オーバーバンド/オーバーイヤーのオープンバック(背面開放)型ダイナミックヘッドフォンで、新開発の表面にセラミック処理をした50mm口径、25μm厚のアルミ振動板を搭載。高分子素材PEEK複合フィルムのタンジェリン形状エッジとともにコンピューター解析で不要共振や分割振動を抑え、85kHzというへッドフォンとして図抜けた高域特性を確保。それでいてインピーダンス45Ω、感度94dBと、格別に鳴らすのがむずかしくはなさそうだ。  アルミ合金のハウジングに加えてドライバーユニットを金属部に強固に固定するマウント方法と各連結部にゴムブッシュを使ったフローティング構造により、ドライバーの振動がハウジングにつたわりにくくして、ステレオ再現性を高めている。 イヤーパッドは低反発ウレタンフォームを使い、またフィット性を高めるために3次元形状も採用。クッションはスエード調の人工皮革を使い、ヘッドバンドとハンガー部は航空機レベルの超ジュラルミンで、高級モデルにふさわしく、安定した快適な装着を維持する。    ケーブルにも手抜きはなく、ノイズ対策として布巻きと無鉛PCVによる被覆とアルミ削り出しプラグケースを採用。本体はMMCXコネクターで着脱式としてさまざまな交換ケーブルが使える。オプションとしてOFCリッツ線を導体としたXLRバランスケーブル(30,000前後・税別)も用意。主な仕様●型式:オープンエアー型ダイナミック (前面密閉/背開放型ダイナミック)●使用ユニット:φ50 mm (ネオジウムマグネット)●出力音圧レベル:94dB●再生周波数帯域:5 Hz 〜 85,000 Hz●最大入力:1,500 mW (JEITA)●インピーダンス:45 Ω●接続コード:3.0m(OFCリッツ線)●プラグ:φ6.3 mm ステレオ標準プラグ(金メッキ)●質量:460 g (コード、テンションロッド含まず)■リンクパイオニア・ヘッドフォンwebサイト・製品ページ  http://pioneer-headphones.com/japanese/se-master1/-

オンキヨーが入門クラスのAVアンプ「TX-SR343」 4K/60PやHDCP2.2にも対応

オンキヨーが入門クラスのAVアンプ「TX-SR343」 4K/60PやHDCP2.2にも対応

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、オンキヨー・ブランドにて同社AVアンプのベーシックモデルとなるTX-SR343を、4月下旬に発売する。これからますます高まる4K映像を中心とした対応を充実させている。価格は、48,000円(税抜)。 TX-SR343は、定格65W(8Ω)×5出力をもつ5.1chAVアンプ。HDMI入出力は最新規格に準拠しており、4K/60P映像の伝送にもボトルネックとなることがない。また、ハリウッドメジャーが推進する4Kの著作権保護技術HDCP2.2に準拠しているので、衛星放送やデジタルチューナーからの4K放送も通すことができる。 新たにBluetoothに対応。スマートフォンやタブレット端末の音楽コンテンスをワイヤレスで再生が可能で、これらの圧縮音源のよりよい音の再生が図れる機能を内蔵している。 伝統のオーディオ技術も投入。回路は独自技術で広帯域化を図るとともに低音の増強を図り、またDAC部にはバーブラウン製の192kHz/24bitDACを搭載した高音質設計としている。ネットワーク機能は非搭載。主な仕様●HDMI端子 入力:4 出力:1●映像入力端子 入力:コンポジット×3(リア×2、フロント×1)、コンポーネント×2●音声入出力端子 入力:デジタル×3(光×2、同軸×1)、アナログ×7(リア×6、フロント×1)●出力:サブウーファー×1●最大外形寸法 幅435×高さ160×奥行328mm●質量 7.8kg■リンクオンキヨーwebサイト・ニュースリリース http://www.jp.onkyo.com/news/newproducts/audio/txsr343/index.htm-

パイオニアが薄型BD/DVD/CDライター「BDR-XS06JL」 省エネ設計でMac、Windows両対応

パイオニアが薄型BD/DVD/CDライター「BDR-XS06JL」 省エネ設計でMac、Windows両対応

 パイオニアは、薄型スロットローディングメカを使ったポータブルBD/DVD/CDライターBDR-XS06JLを発売する。対応OSはWindowsとMac。USB3.0とBDXLにも対応し、省エネ設計となっている。オープン価格。 メディアの使われ方を学習し、不要な電力を自動的にカットする機能により、消費電力を従来モデルより低減。別売ワイヤレスドックと組み合わせればPCやMacからワイヤレスで使用できるほか、さらに無料ダウンロードできるiOSアプリにより、iPhone/iPadでディスクの音楽や動画を楽しめる。 傷や汚れなどでオーディオCDのデータが読み取りにくいとき、データの欠落・補間の発生を抑えるために再度読み取りを行うPURE READ2+(原音再生)やオーディオCD再生時に低回転で動作音を抑える独自のアドバンスド静音ファームウエアなど、従来より定評ある機能も継承している。■リンクパイオニアwebサイト・ニュースりりース http://pioneer.jp/corp/news/press/index/1903-

パイオニア・ブランドのプロ用パワードモニター「RM-07」「RM-05」発表

パイオニア・ブランドのプロ用パワードモニター「RM-07」「RM-05」発表

 DJ関連のプロ用音響機器のPioneer DJは、パイオニア(Pioneer)ブランドにて、音楽制作モニター向けアクティブスピーカーRM-07、RM-05を、6月上旬に発売する。音像定位に優れた新開発の同軸型ドライバー、コンパクトで高剛性のアルミダイキャストエンクロージャーなどで、プライベートスタジオなどでのモニタリングに最適化を図っている。2機種ともにオープン価格。   プロ用音響システム開発で名高いTad Labsの技術で開発されたアンプ内蔵スピーカーシステムでユニットサイズがRM-07が6.5インチ(16.5cm)、RM-05が6インチ(15cm)。各ユニットに独立で駆動する4基のアンプを内蔵する。アンプはクラスAB動作で、電源トランスはトロイダル型として音へのこだわりがうかがえる。 ユニットは点音源化により優れた音像定位が得られる同軸型、音をリスナーに集中させる新デザインのウェーブガイドで、ユニット間の干渉や壁などからの影響を抑えている。また、トゥイーターはアルミドーム型で形状やエッジを最適化し50kHzまでの高域特性を得ており、ハイレゾ音源にも対応している。  エンクロージャーはアルミダイキャスト製で高剛性を確保。フロント、リアとサイドバッフルは曲面で構成して、音に影響あるキャビネット表面の反射音の発生も抑えるデザインとしている。内部では音響管を使い内部の定在波を抑える独自技術も投入。長方形のポート形状をもつフロントバスレフで、開口部には小さな空気の渦を発生させて空気の流れをスムーズにする加工を施している。 機能では、Low、Mid、Highの3バンドのイコライザーを内蔵し、部屋や設置場所に応じたきめ細かな音質チューニングを可能にしている。過大入力を警告するクリップインジケーターやオートスタンバイも装備。主な仕様(RM-07)●形式:バイアンプ 2WAY アクティブ同軸モニタースピーカー●エンクロージャー:バスレフ型/アルミダイキャスト●トゥイーター:1.5インチアルミニウムHSDOMトゥイーター●ウーファー:6.5インチアラミド繊維ウーファー●周波数特性(-10dB):40Hz〜50kHz●最大音圧レベル:109dB SPL(ピーク時、1m)●クロスオーバー周波数:1.6kHz●アンプ出力(定格出力):150W ABクラスバイアンプ(LF:100W/4Ω、HF:50W/4Ω)●入力端子 バランス入力:XLR×1、アンバランス入力:RCA×1●入力インピーダンス:10kΩ●入力感度:-40dB〜+6dB●消費電力:195W●最大外形寸法(W×H×D):244mm×337mm×260mm●本体質量:12.3kg■リンクPioneer DJ・webサイト・製品情報ページ  http://pioneerproaudio.com/ja/studiomonitors/studiospeakers/rm_0705.html-