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「豆から作るチョコレート」専門店増え、工場見学も ビーントゥバーブームに沸くチョコレート業界 【OVOバレンタイン2018】

「豆から作るチョコレート」専門店増え、工場見学も ビーントゥバーブームに沸くチョコレート業界 【OVOバレンタイン2018】

 今年も近付いてきたバレンタインデー。昨年あたりからチョコレートのトレンドのキーワードになっているのが、「ビーントゥバー(Bean To Bar)」。カカオ豆から製造販売まで一貫して行うチョコレートの製法のことだ。ビーントゥバーのクラフトチョコレート専門店も増え、製造工程を客が見ることのできる「工場見学」を行っている店も出てきている。 東京・台東区の「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」。米・サンフランシスコ発祥のビーントゥバーチョコレート専門店の、日本第1号店だ。そこで1月下旬に開催された工場見学にOVO編集部も参加してきた。工場を案内してくれたのは、チョコレートメーカーの古野真理子さん。仕入れたカカオ豆を選別・保管する「プレッピングルーム」からスタートし、「ロースティング」(焙煎)、「ウィノウイング」(カカオ豆の外皮と内側のカカオニブを分離)、「メランジング」(カカオニブと砂糖を合わせて約3日間かけて挽く)、「ブロッキング」(ブロック状にする)、「テンパリング」(温度調整)の工程を見学。この工程は手作業で7〜10日間かかり、1日の生産量は約300枚という。完成品を味見すると、ワインのような渋みと初めて味わうコクの深さに、「こんなチョコレートもあるんだ!」と感動。見学後は、この工程で作られたチョコレートを使った「ハウスホットチョコレート」(580円・税別)もいただいた。店内は2階がカフェになっており、他にもビーントゥバーを使ったスイーツが楽しめる。工場見学のほか、ビーントゥバーチョコについて学べるワークショップも開催している。  ■増える専門店、店同士の交流も活発に カカオ豆の卸販売を行う「立花商店」(大阪市)。創業約70年年の老舗食品卸売り企業だが、2013年から、ガーナやベトナムなど、世界十数カ国からカカオ豆を輸入し、ビーントゥバーチョコレート専門店に販売している。東京支店・マネージャーの鶴田絹さんによると、現在取引しているチョコブランドは約100ブランド。2013年当初6社だった取引先は、2017年には50社と、4年間で8倍に増えたという。鶴田さんはカカオの輸入販売を始めた背景について、「日本でも5年前ぐらいから家庭で少量のチョコを作るという人が出てきて、いろいろな豆をそろえた方が小規模で作る人がさらに増えると思いました。思っていたよりも、ビーントゥバーチョコレートをやりたいという人がいました」と話す。同社ではカカオからチョコートが作れる「卓上チョコレートリファイナー」も販売している。「最初は輸入代行のお手伝いから始めましたが、安価なリファイナーがあれば飲食店やカフェ業を始められるという人たちのニーズが予想以上に高まり、リファイナーの輸入業務に本腰を入れるようになりました」(鶴田さん)。 鶴田さんは専門店の増加傾向について、「ブーム的に増えたのは2年前、その後は堅調に増えているという印象があります」。専門店の苦労については「新規参入や小規模小人数でやっており、初めから手作りチョコレートの製造ノウハウを持っている人は少ない。機械のそろえ方、良いカカオ豆の見分け方を始め、業者同士で情報交換したり、勉強したりしています。情報のシェア、困っている人へのアドバイスなど、ネットワークを大事にされていますね」と話す。■大企業ならではのビーントゥバーへの取り組みも ここにきて脚光を浴びているビーントゥバーチョコレートだが、「チョコレートはカカオ豆から作るというのは当然だという感覚です」と話すのは、大手菓子メーカーの「明治」の菓子開発研究部長・宇都宮洋之さん。明治ミルクチョコレートは、製造開始から91年を迎える。ビーントゥバー製法のチョコレートを作り続けてきたもののなかなかヒットしなかったが、2014年に発売した「明治 ザ・チョコレート」は、2016年のパッケージリニューアル後1年で累計販売個数3000万個を達成したという。 宇都宮さんは、「海外で、『明治 ザ・チョコレート』について『インダストリアル・ビーントゥバー』、つまり『大規模に工業化されたビーントゥバー』と表現し、自分たちの取り組む『クラフト・ビーントゥバー』と区別する方もいます」と話す。大量生産して売り出していく形と、特定の人々がこだわって少量作るものとは少しスタイルが違うという指摘ととらえているという。その上で、宇都宮さんは、「『明治 ザ・チョコレート』のパッケージにこだわり“クラフト”の要素を入れ込みました。『インダストリアル』『クラフト』の両面で負けない自信があります」と、ビーントゥバーチョコレートのブームを作ってきた企業として胸を張る。 明治独自の取り組みが、品質の良いカカオを安定して供給し続けることを目的にした農家支援活動「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」。宇都宮さんが「究極のフェアトレード」と表現するこの取り組みは、農園主との間に仲介人が入らずに、明治がカカオ生産農家を直接支援する形を取っている。具体的には、カカオの栽培方法についての勉強会や発酵技術の伝達などの生産面での支援だけでなく、井戸の整備や学校備品の寄贈などの生活支援も実施しているのだ。 生産面の支援の1つが、メキシコでの絶滅恐れのある希少種「ホワイトカカオ」の復活支援。苦み、渋みがないホワイトカカオで作った「明治 ザ・チョコレート メキシコホワイトカカオ」。現地の国旗や国花などをモチーフにしたパッケージも人気を呼び、2017年のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ東京」では4時間で売り切れたというが、今年のバレンタインシーズンは販売の幅をデパートなどにも拡大。「カカオを本格的に収穫できる時期は木を植えてから3〜5年くらい。あと2,3年すれば量も比較的多く採れるようになり、価格も下げられると思う」という。 宇都宮さんは、「(ビーントゥバーが)好きな人たちが集まれば、今まで以上に市場が大きくなるし、世の中の理解も深まり大きな流れになってくる。『新しいチョコレートの文化を創造していきたい』という思いは、専門店も大手も一緒。“砂糖がたっぷり入った甘いお菓子”というチョコレートのイメージから、“大人が味わう嗜好(しこう)品”へと、チョコレートのステージを上げ、チョコレートへの価値観を変えていきたい」と語ってくれた。

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やっぱり会社じゃ“忖度チョコ” 社長だけには高いものを

やっぱり会社じゃ“忖度チョコ” 社長だけには高いものを

 インスタ映えに並んで、すっかりお馴染みの言葉になった「忖度」。バレンタインも、仕事関係者となると義理、改め忖度が4人に1人。そんな“忖度チョコ”の経験者エピソードを少々。 マイナビウーマンがインターネットで行った「バレンタインに関する意識調査」(回答者数252人)の結果。それによると、働く女性の84.1%がバレンタインチョコを購入。男性上司に贈るのは5人に1人だ。他人(男性)の気持ちを推し量る“忖度”の意味でバレンタインの贈り物をした女性は25%。具体的には、「社長だけは高いものを」「あまり迷惑にならず安くもなく高くもないものを渡す」「冬になるとやたらチョコレートの話題ばかり出す上司がいたので、女性職員全員で協力して準備した」など、渡す相手の立場やお返しを考えた予算の割り振り、職場の暗黙の了解に配慮する女性たちの姿が浮き彫りに。 ちなみに、会社でチョコレートをあげることに対しては71.0%が肯定的。「義理チョコ禁止」のルールがあるという回答も13.9%あった。

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「サロン・デュ・ショコラ2018」20代女子によるおすすめショコラ パッケージや和テイストに着目【OVOバレンタイン2018】

「サロン・デュ・ショコラ2018」20代女子によるおすすめショコラ パッケージや和テイストに着目【OVOバレンタイン2018】

 パリ発、世界規模のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ東京」が今年も始まり、1月28日まで新宿NSビル地階イベントホールで開催中! えりすぐりのチョコレートがとにかくたくさん集まり、「チョコレート界のコミケ(コミックマーケット)」とも言われるビッグイベント。今年のテーマは「ようこそ!ショコラのラビリンスへ」で、15カ国から集結した108ブランドがラインナップされています。先日、一般開放に先駆けて行われたプレスビューにOVO編集部の20代女子2人が参加してきました。「どのショコラを買おうかな?」と迷っているあなたに、迷宮の道しるべになるかもしれない!?ショコラの情報をお届けします。ショコラに込められた意味を知ることで、一粒で二度おいしく、サロン・デュ・ショコラを楽しみましょう! まずは、オシャレなデザインから変わり種まで、パッケージに着目してご紹介。■イチゴ好きにはたまらない「David Capy(ダヴィド・カピィ)」の「ショコラ アソート フレーズ苺」 ころんとしてかわいらしい、イチゴの形をした「ショコラ アソート フレーズ苺」(7個入り税込み4,320円)。見た目も味わいも「イチゴ」が楽しめ、イチゴ好きにはたまらない逸品。ショコラティエのカピィ氏の古巣であるヴァローナ社(フランス)の、イチゴ風味のショコラを使用しているのだそう。味は2種類で、イチゴのヘタの色が濃い方はイチゴとナチュラルなガナッシュが、ヘタの色が薄い方はイチゴとスミレ風味のガナッシュが楽しめるんだそうです。プレゼント用はもちろん、自分用にも欲しくなっちゃう!■カカオ産地の味の「旅」へ「JEAN-MICHEL MORTREAU(ジャン=ミッシェル・モルトロー)」の「ヴォヤージュ・シリーズ」 まるで封筒のようなパッケージの「ヴォヤージュ・デュ・タブレット・ビオ」(1個入り税込み1,296円)は、産地や風味の異なる3種類のタブレット(板チョコ)を展開。ヴォヤージュ(Voyage)は、フランス語で「旅」という意味。その名のとおり、さまざまなカカオ産地の味の「旅」に出られるのがヴォヤージュ・シリーズの特徴。郵便物のようなパッケージの「ヴォヤージュ・デュ・カカオ・ビオ」(8個入り同2,970円)は、産地別のショコラを食べ比べできるアソート。食べたら、世界を旅してみたくなりそう!? こちらのショコラティエのモルトローさんは、フランスのオーガニック農家に生まれ育った、オーガニックショコラの第一人者。オーガニック農業の大変さを知っているからこそ、オーガニック農法を実践しているカカオ豆農家への支援も積極的に行っているそうです。オーガニックへの思いが込められた、ヘルシーかつおいしいショコラです。■憧れの人を「あっ」と驚かせられるかも!?「HUGO & VICTOR(ユーゴ&ヴィクトール)」の手帳型パッケージがおしゃれ 一見、「黒皮の手帖」に見えるパッケージに入った「ユーゴ&ヴィクトール」の「カルネ・シ・ショコラ」(6個入り税込み2,592円)。同店のラインナップには、この他にもおしゃれ手帳型パッケージが盛りだくさん。「ラヴィアンローズ」(3個入り1,404円・6個入り3,024円・12個入り5,184円、全て税込み)も、パリへの愛が込められた、パリの雰囲気が伝わってくるステキなパッケージです。 ちなみに店名は、「レ・ミゼラブル」などで知られるフランスの作家、ヴィクトル・ユーゴーにちなんでいるそうです。落ち着きの中にも情熱を感じさせる手帳型ショコラ。バレンタインのすてきなサプライズプレゼントになるかもしれませんね!■本場フランスでも大好評「トーキョーチョコレート」の「ONE PIECE(ワンピース)」ショコラ とにかく目を引くのが、こちらのパッケージ。「ONE PIECE(ワンピース)」は、日本国内はもちろん、海外でも絶大な人気を誇るアニメで、このショコラはフランスのサロン・デュ・ショコラでも大好評だったそう。見た目のインパクトだけでなく、味にもこだわっていて、「きなこ」「さくら」などの和テイストを含む9種類の風味が楽しめます。「兄弟愛」がテーマで、作中で印象的だった義兄弟3人に焦点が当たっています。2タイプ展開で、「エース&ルフィ ボックス」「サボ&ルフィ ボックス」(各9個入り税込み2,160円)。キャラクターのせりふがプリントされたショコラに加えて、「悪魔の実」ならぬ「カカオの実」を持つキャラクターの描きおろしデザイン缶も、小物入れなどに再利用できて嬉しいですね。まさに、ファン垂涎の逸品。 日本のチョコレートの老舗「メリーチョコレート」が2009年にスタートさせた、「トーキョーチョコレート」ブランド。日本のアニメや和テイストのショコラといった「クール・ジャパン」を世界に発信していくブランドとして、今後に注目です!   ここからは、パッケージに加え、「和テイスト」に着目してご紹介します。 ■和の素材へのこだわりが光る!「トーキョーチョコレート」の「プレミアムセレクションボックス」 先ほどもご紹介した「トーキョーチョコレート」ですが、今度は「和テイスト」に焦点を当ててご紹介。2年連続でショコラの本場フランスの審査員も絶賛したという「プレミアムセレクションボックス」(4個入り税込み1,728円)から、梅干し味を試食。馴染みのある酸味の後に、みりんの優しい甘みが広がり、意外にも何個も食べられそうな飽きのこない味でした。ショコラのデザインにも一つ一つこだわりがあり、梅干し味には縁起のいい梅と鶴の紋がかたどられ、ゴールドに色付けられています。 そして、「あんみつ」をフランス風にアレンジした新商品「トーキョーちょこみつ」(同540円)も試食。みつのかわりにかけられたカカオパルプのソースが甘酸っぱくておいしい!■まるで化粧品売り場!「Sebastien BOUILLET(セバスチャン・ブイエ)」のルージュ型チョコレート 化粧品売り場に訪れたようなショーケース。実はこれ、チョコレートなんです! 「Sebastien BOUILLET(セバスチャン・ブイエ)」のルージュ型チョコレート「ルージュ ア レーブル」(1本税込み972円)。今年はシンプルなビターやブロンドチョコレートの他に、果実風味のモモ、リンゴ、木イチゴ、イチゴの全6色を展開しています。 「カクテルショコラ」(4個入り1,296円・8個入り2,484円、全て税込み)は、グラスが描かれたガナッシュと、フルーツのピューレをペクチンで固めたパート・ド・フリュイの2つを口の中でシェイクするという新感覚のショコラ。カクテルが大好きだというブイエ氏ならではのアイデア作品だそう。ボンボンショコラは苦手・・・という方も、ノンアルコールのこのショコラは安心して食べられそう。■豪華絢爛(けんらん)で目も舌も楽しめる!「ベル アメール京都別邸」の「タブレットショコラ」 最後に紹介するのは「ベル アメール京都別邸」。日本に合うショコラ作りを目指す日本のチョコレートメーカー「ベル アメール」が、伝統と国際性のある町・京都でスタートさせたこのブランドは、日本の風土や季節に合わせて素材を吟味し、湿度や温度を厳密に管理したアトリエでこだわりのショコラを生み出し、世界に発信しているそうです。 包装も可愛くて中身も可愛い「タブレットショコラ」(1枚税込み756円)のデザインは、アトリエ内でひとつひとつ手作業で行われているそうです。華やかな京友禅和紙を使用したパッケージが可愛く、贈り物としても、自分用にも購入したい一品。 日本酒とアールグレイや米酢とマンダリンピューレなど和と洋の素材を組み合わせた「ショコラ雅」(4個入り1,242円・6個入り1,782円・8個入り2,376円・12個入り3,456円、全て税込み)は、イラストで表現した日本の季節をショコラ一つ一つにプリント。 試食した京都産白味噌とココナッツを組み合わせた「雪柳」は、白みそ独特の甘みとココナッツのまろやかさが調和したショコラでした。その他にもたくさんのフレーバーがあるので皆さんお試しあれ。 その他にも枡(ます)に見立てたショコラに、ジュレ状にした日本酒やお茶、フルーツを流し込んだ「瑞穂のしずく」(5個入り1,512円・10個入り2,916円・15個入り4,212円、全て税込み)や、優しい口溶けの「スティックショコラ」(1本税込み540円)など、華やかなデザインのチョコレートが並んでいるので、味・デザイン選びで迷ってしまいそうです。 ご紹介は以上の通りですが、「サロン・デュ・ショコラ2018」の広報担当者の方によると、「和テイスト」も今年の特徴の1つ。海外で活躍する日本のショコラティエが増えてきて、日本のショコラへの注目が集まっているとのこと。日本の食材にも高い興味を持ち、日本を訪れるのを楽しみにしている海外のショコラティエの多いのだとか。そんな背景もあり、今年はワサビやサンショウ、ゴマといった、珍しい素材のショコラが登場。これらの素材を新鮮に感じ、ぜひ使ってみたいと思う海外のショコラティエの多さがうかがえます。そんな点にも着目してみると、サロン・デュ・ショコラでの発見の幅がさらに広がるかもしれませんね。 会場には、日本に出店していないブランドや「サロン・デュ・ショコラ」限定のショコラ、テイクアウト用のスイーツやドリンクなども販売しているので、自分用・ギフト用に足を運んでみてはいかがでしょうか。大人気イベントのため、今年から入場券のウェブサイト上での事前購入が必要になっています。Yahoo!JAPANパスマーケットで時間帯別の入場チケットが購入が可能。準備を万全にして、「ショコラのラビリンス」を心行くまで楽しみましょう!

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週に1度以上チョコレートを食べる人はどれくらい? おやつ、買い置き、ごほうび・・・

週に1度以上チョコレートを食べる人はどれくらい? おやつ、買い置き、ごほうび・・・

 仕事の合間の甘い物。「ちょっと一息」にコーヒーとチョコ、という人は少なくない。チョコレートに関するアンケート調査(マイボイスコム・東京、回答11,065件)によると、おやつの一品としてチョコレートを買い置きしている人は約4割、週1回以上食べる人は約5割だった。 「気分転換に欠かせない」、「自分へのごほうびとして買うことがある」という人がそれぞれ約2割。好きなチョコレートのタイプ(複数回答)は、ミルクチョコレート・クリームチョコレート、ビターチョコレート・ブラックチョコレートが約半数、ナッツ入りチョコレート、生チョコレートが3〜4割だった。 チョコを食べるのは、「おやつ」の場面が圧倒的に多く、69.6%。好きな市販のチョコレートは、「アーモンドチョコ〔明治〕」「ミルクチョコレート〔明治〕」「ガーナ〔ロッテ〕」「LOOK〔不二家〕」「ダース〔森永製菓〕」などが上位だった。さて、今日のおやつは?

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やっぱり小腹はすきます! 職場の暗黙のルール

やっぱり小腹はすきます! 職場の暗黙のルール

 ランチまでは何とか我慢できても、午後は長い。ランチ帰りに間食を買って帰る、バッグの中に常備している、という人は少なくない。実際、間食に関する意識調査(アサヒグループホールディングス)では、8割以上の人が「食事以外の時間帯に空腹を感じることがある」と答えている。 全国の20歳以上の男女2,305人が回答したもの。この「よく小腹がすく」人、男性では25%だが、女性は10%以上も高い35.1%。「3度の食事をしっかり食べる」男性に対して、女性の中には1食当たりの量を控えめにしているという声も目立ち、その結果、小腹をすかせてしまう女性が多いようだ。年代別では、20代が最も高く、52.4%の人が小腹をすかせていた。 では、オフィスにいるときや移動時など、小腹がすいたときに何を食べているのかというと、女性回答の断然トップは「チョコレート」(47%)。血糖値を上げて空腹を抑えたり、疲労回復、作業効率がアップするという声が多い。間食を選ぶポイントは、「手が汚れず、片手で食べられるもの」(33.4%)や「個包装になっているもの」(21.9%)など、いわゆる”モバイルフードが人気を集めているようだ。 そもそも、仕事中の飲食は大丈夫なのか尋ねると、7割以上は規制なしと回答したが、周囲に気を遣い、においや音がするものは控えるという暗黙のルールがあるという声も多かった。

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女性の半数は毎日おやつを? 一番食べるのは…

女性の半数は毎日おやつを? 一番食べるのは…

 仕事の合間のコーヒーはもちろんだが、おやつもちょっとしたリラックスの方法。おやつを「ほぼ毎日食べる」女性が半数以上であることが、日本政策金融公庫・農林水産事業が実施した「平成 28 年度下半期消費者動向調査」で分かった。 全国の 20〜70代の男女 2,000 人に、おやつの消費動向について調査したところ、主に食べるおやつは、チョコレート・チョコレート菓子(65.8%)が最多。年代別でみると 20、30 代よりも 40、50 代の中年層でチョコが人気だ。次いでスナック菓子(56.1%)、せんべい(53.4%)、果物(45.9%)の順。 おやつを食べる頻度は、全体では「ほぼ毎日食べる」人が 39.4%だが、女性だけで見ると51.2%と特徴的。男性では27.6%だ。おやつを食べる時間帯は、やはり伝統的な“3時のおやつ派”が最も多く63.3%。次いで夕食後(33.9%)、昼食後(17.7%)。おやつの価格は、9割以上の人が 300 円以内だった。

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お酒とチョコが好きな人に贈ってみては? 食べられるグラスでチョコビール

お酒とチョコが好きな人に贈ってみては? 食べられるグラスでチョコビール

 チョコとビールのマリアージュだ。神奈川県の地ビールメーカー、サンクトガーレンが、チョコレート風味のビール「インペリアルチョコレートスタウト」と、食べられるチョコレート製グラスのセットを800セット限定で2月1日から販売する。 チョコビールは、ビールそのものがチョコレート風味で、もちろんチョコレートとの相性も抜群。高温焙煎した“チョコレート麦芽”というビールの原料でチョコレート風味を引き出している。アルコールも高めで、フルボディの赤ワインに負けない濃厚な飲み応え。2年間の熟成が可能だ。 グラスの方は、チョコビールを注いで飲めるだけではなく、チョコビールを飲みながらグラスを一緒に食べることが出来るというもの。パティシエ柳正司氏のオリジナル作品で、ビールと相性の良いカカオを厳選し、手作業で仕上げている。グラスのカカオの香りと、チョコレートビールの香りの相乗効果。ビールを注いだときに漂う香り、口に含んだ時に鼻に抜ける香り、飲み終わった後の余韻までとことんチョコレートなのだそうだ。 

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古代史好きなら一度は作ってみたい「三角縁神獣鏡チョコ」! 生みの親の「実験考古学系スイーツ僧侶」に話を聞いてみた

古代史好きなら一度は作ってみたい「三角縁神獣鏡チョコ」! 生みの親の「実験考古学系スイーツ僧侶」に話を聞いてみた

2016年1月30日、奈良市で「三角縁神獣鏡チョコレートをつくろう!」というワークショップが開催された。あたかも古代遺跡から発掘されたかのようなチョコレート。そもそも「三角縁神獣鏡」とはいったい何なのか、調べてみた。

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【先行レビュー】ポテトに何かけるって!?チョコだよ! 「マックチョコポテト」発売

【先行レビュー】ポテトに何かけるって!?チョコだよ! 「マックチョコポテト」発売

 「マックはご乱心か?」 「いいえ、マックは本気のようです。」 日本マクドナルドが、マックフライポテトに「ダブルチョコソース」をかけて食べる「マックチョコポテト」を1月26日(火)から期間限定で新発売する。 ふいに聞くと「えっ!?」と思ってしまう意外な組み合わせであるだけに、インターネット上でなかなかのざわつきをみせているが、「しょっぱいポテトにチョコ!?」 というような拒否反応を示す声もある一方で、すでに試食した人たちも含め、 「チョコ美味しい!」「意外とアリ」「久しぶりにマックいく」 など、期待・評価する声も多くみられる。 その「マックチョコポテト」だが、つい先日当編集部にもお試しセットが届いた。ファストフード専門班がレビューを予定していただけに嬉しい計らいである。  しょっぱい「ポテト」と、甘い「チョコ」の組み合わせということで、まず思いだされるのはロイズの「ポテトチップチョコレート」である。これは筆者もよく食べるのだが、大きな違いをあげるなら、「ポテトがあつあつ」 「チョコが2種類」 「チョコの比率」の3点だ。 この違いをテコにしてレビューを行った。さあ食べてみよう 箱の中にあつあつのポテトを投入。(持ち帰りなので少し冷めている)別添のダブルチョコソースは、「ホワイトチョコ」と黒い「チョコ」2色のソース。(ここで、この容器から出てくるのは「ケチャップ」と「マスタード」なんじゃないか?という錯覚にさいなまれる)ソースをかける。ダブルチョコブッシャー!!!     これで完成。 (ここでなぜか、これは「ウスターソース」と「チーズ」なんじゃないか?という錯覚にさいなまれる) チョコが手につくのを厭わずに手掴みで食べてみると、 まず、ポテトの熱でとろけた「カカオ風味のブラウンチョコ」「ミルク風味のホワイトチョコ」がともにおいしい。口の中に広がるチョコは、食べ慣れた「外はカリっ!」「中はホクホク」のポテトとの相性もよく、満足する味だ。 ただ、チョコレートが少し足りないと思う人はいるかもしれない。というのも、考えなしに上の部分だけにチョコをかけてしまったら、下半分はチョコのついていない普通のポテトを食べることになった。まんべんなくチョコを行き渡らせるには、チョコを2回にわけてかけるのがいいだろう。お値段はなんと さて、気になるお値段…。なんと!330円!バリューセットでも60円の追加料金で通常のポテトから変更可能だ。 そしてさらに気になるのが、ポテトに上乗せしたチョコとのトータルカロリーだが、私は問いたい。「カロリー気にして、うまい飯食えんのかい?」と。 まぁそうも言ってられないと思うので、「食べてみたいけど…」と、いろんな事が気になっちゃう男子と女子は、「フィットネス」もセットにするといいだろう。(OVO編集部 Seiju)

注いで、飲んで、食べる!  チョコビールってなに?

注いで、飲んで、食べる!  チョコビールってなに?

 真っ黒だけど、黒ビールじゃない。チョコレートビールだ。神奈川県の地ビールメーカー、サンクトガーレン(神奈川県厚木市)が、チョコレート風味のビール「インペリアルチョコレートスタウト」と、食べられるチョコレート製グラスのセットを800セット限定で発売する。ネットショップでは2月2日(火)12:00から400セット、タカシマヤ(日本橋・新宿・玉川・横浜・大阪)店頭では2月6日(土)から400セットが販売される。 チョコビールは、ビールそのものがチョコレート風味だから、チョコレートとの相性も抜群。原材料にカカオを使っているわけではなく、高温焙煎した“チョコレート麦芽”というビールの原料で、チョコレート風味を引き出している。チョコレート麦芽を含むすべての原料を通常の黒ビールの2.5倍以上使用し、泡まで真っ黒だ。アルコールも高めで濃厚な飲み応え。ワインのように2年間の熟成が可能だという。このセットだと、チョコビールを注いで飲めるだけではなく、チョコビールを飲みながらグラスを一緒に食べることが出来る。バレンタインの乾杯にいいかも〜。価格:サンクトガーレンネットショップ 2,800円(送料・税込)/タカシマヤ店頭2,376円(税込)

チョコレート?おせんべい? 自分チョコブランド「Hanashirabe」

チョコレート?おせんべい? 自分チョコブランド「Hanashirabe」

 最近は本命チョコよりも、「友チョコ」「自分チョコ」としていろいろなスタイルのチョコスイーツを選ぶ光景をよく見かける。そんな女子のために、三州製菓(埼玉)は「義理チョコ」「自分チョコ」用の新バレンタインブランド「Hanashirabe(はなしらべ)」を三州総本舗各店とオンラインでスタートさせた。オリジナリティーあふれるラインアップが魅力だが、なかでも注目は“和”のおせんべいと“洋”のチョコレートを融合させたスイーツ「Hanashirabe ハートショコラ」(1枚250円)。埼玉県越谷市のフランス菓子店「キャトーズ・ジュイエ」の白鳥裕一シェフ監修の下、厳選されたおせんべいがチョコとマリアージュしている。フレーバーは醤油、黒胡椒と柚子七味の3種。甘さと辛さがコラボレーションしたスイーツだ。 そのほか、アールグレイ・いちご味のおせんべいとチョコレートのコラボ「Hanashirabe ベビーハート」、チョコレートをおかきの中に染み込ませたチョコおかき「Hanashirabe プチ」などがある。「Hanashirabe ハートショコラ」 内容 :醤油、黒胡椒、柚子七味 価格:1枚250円(税別) 「Hanashirabe ベビーハート」 内容 :アールグレイ、いちご味 アソート 価格:1箱550円(税別) 「Hanashirabe プチ」 内容 :スイートチョコ、ホワイトチョコ、いちご風チョコ アソート 価格:1箱630円(税別) 

チョコに詳しいと自負するあなたへ! 明治の「チョコレート検定」

チョコに詳しいと自負するあなたへ! 明治の「チョコレート検定」

 世の中、さまざまな検定が存在するけど、この検定はちょっとお・い・し・いかもしれない。明治は、グループの創業100周年と明治ミルクチョコレートの発売90周年を記念して、社内で実施してきた「ショコラアドバイザー試験」を一般に公開。9月に東京と大阪で実施する「チョコレート検定」試験の申し込み受付を開始した。チョコレートの歴史・製法やカカオ豆の種類・生産地はもちろん、カカオポリフェノールの健康効果やチョコレートをおいしく味わうマリアージュ(料理と飲み物の組み合わせ)などに関して出題する。1月19日(火)にはテキスト『チョコレート検定 公式テキスト』(学研プラス)が発売されるから、チョコレートのさらなる魅力について深めたい人は、手に取ってみよう。検定に合格した暁には、「ショコラアドバイザー」として名乗れるようになるぞ!「チョコレート検定」実施日:2016年9月19日(月・祝)申込開始日:2016年1月12日(火)申込締切日:2016年 8月9日(火)受験料:5,400円(税込み)※2月14日まではネット限定で早割(4,400円)を実施。 URL

音を奏でるチョコレート シックでリッチなバレンタイン

音を奏でるチョコレート シックでリッチなバレンタイン

 オーディオ関連の雑誌をめくりながら、ウィスキー片手にチョコをかじっている彼に、喜んでもらえそうな観賞用チョコレートだ。蓄音機型の「音色(ねいろ)の輝き」を、リーガロイヤルホテル(大阪)直営のチョコレート専門店「ショコラブティック レクラ」が販売する。バレンタイン限定ショコラの詰め合わせ「サンク・エトワール 〜5つの星〜」をセットにした10セットのみの限定商品だ。 アンティークな質感までリアルに再現した観賞用チョコレートの蓄音機は、芸術的な曲線のホーン部分や木目が美しいサウンドボックス部分をはじめ、レコード盤や飾りの胡蝶蘭まですべて、シェフショコラティエの手作り。サウンドボックス部分にはオルゴールが入っており、「星に願いを」のやさしい音色を奏でることができる。 セットの「サンク・エトワール 〜5つの星〜」は、万華鏡をモチーフにしたキラキラ輝くパッケージに5色のボンボンショコラを星形に詰め合わせている。1月5日から予約受付スタートだ。 予約はリーガロイヤルホテル「ショコラブティック レクラ」 TEL. 06-6441-1308(直通)まで。

日本初のチョコレート摂取による大規模研究 最終報告で「認知機能との関連性」を示唆

日本初のチョコレート摂取による大規模研究 最終報告で「認知機能との関連性」を示唆

 チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノールには活性酸素を抑える働きがあり、高血圧や高コレステロールなどの生活習慣病に有効だという話はどこかでお聞きになったことがあるかもしれない。だが、それに加え、うつ病やアルツハイマー型認知症の改善、記憶・学習などの認知機能向上にもカカオポリフェノールが役立つ可能性が高いとしたら? 極めて興味深いその内容は、愛知県蒲郡市、愛知学院大学、明治、が、産官学共同で平成26年3月から行ってきた「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」の最終報告のまとめとして、5月19日に東京国際フォーラムで発表された。 この実証研究は、「蒲郡市ヘルスケア計画」に基づく取り組みとして行われ、蒲郡市内外の45〜69歳までの347人(男性123人、女性224人)に、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを、4週間毎日、一定量(25g)摂取してもらい、摂取前後の血圧や血液成分など体の状態の変化を検証するというもの。 平成26年11月の中間報告では、チョコレートが血圧高めの人の血圧を低下させることや、HDL(善玉)コレステロールを上昇させることが報告された。精神的にも肉体的にも活動的になるという効果も確認されているが、体重やBMI値には変化がないことなども発表されて話題を呼んだ。そして最終報告では、さらに注目すべき事項が確認された。 研究を監修した愛知学院大学心身科学部の大澤俊彦教授によると、カギとなったのは被験者のBDNF(Brain-derived neurotrophic factor:脳由来神経栄養因子)が、チョコレートの摂取前後で有意に上昇したという検査結果。BDNFはタンパク質の一種で、脳内で記憶を司る海馬に多く含まれる物質だが、加齢とともに減少する。うつ病や認知症の診断では負の相関(病状が重い患者ほどBDNF濃度が低い)が見られたり、マウス実験ではBDNFが少ないと記憶や学習能力が低下したりすることから、認知機能に重要な関連性があると考えられている。記憶や学習などの認知機能を促進させる物質がチョコレートを食べると増えるということは、認知症を予防する可能性があるということ。さらに、カカオポリフェノールには脳血流量を上昇させる効果があることがわかっているが、脳血流量の上昇でもBDNFが増加するという報告もある。抗酸化佐藤と血流量増加の両面からBDNFが増加し、認知機能が上昇することで、認知症予防が期待されるというわけだ。 最終報告で発表されたもうひとつの大きなトピックは、チョコレートの摂取前後で、動脈硬化などの検査などで使われる炎症指標(Hs-CRP)と酸化ストレス指標(8-OHdG)が、第3四分位以上の人で低下したということ。つまり被験者のうち、動脈硬化を引き起こす要因となる血管内皮機能低下リスクが高いと思われる順に(2つの指標の値が大きい順に)上から四分の一までの人が、チョコレートを摂取することで数字を改善したという。すなわち、ポリフェノールの抗酸化作用が裏付けられ、チョコレートには動脈硬化のリスクを低減させる効果があることが示唆されたわけだ。ちなみに数値の悪くない人も含めた被験者全員では、有意差は確認されていない。 アジア系人種としては初となるこの大規模なチョコレート摂取調査が明らかにした結果は、重要なものが多い。血圧に関しては、正常血圧の人は変化が小さく、高血圧の人ほどチョコレートで血圧が下がるという理想的な結果が出たし、蒲郡市での調査は欧米の実験と違って高カカオポリフェノールのチョコレートを少量摂取する方法をとったので、肥満などの悪影響が出なかったという。さらに、カカオポリフェノールは善玉コレステロールを増やすだけでなく、抗酸化作用で動脈硬化の発症を遅延させると考えられることや、「脳の栄養」ともいわれるBDNF量を上昇させ、高ストレス社会や高齢化社会に対抗する可能性を見出したことなどの意義は大きい。日本人のチョコレート消費量は年間約2kgで、欧米に比べると五分の一程度だという。さまざまな効用が明らかになったいま、われわれはカカオポリフェノールをもっと活用してもいいのかもしれない。