「黄金烏龍茶」

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「ウーロン茶」どれがおいしい?てきな研究 意外と違う苦みやコク

「ウーロン茶」どれがおいしい?てきな研究 意外と違う苦みやコク

 爆食いした日の帰り道。そんな時にはとりあえずコンビニでウーロン茶を購入。「脂肪さん燃えて〜!」と、心で叫びながら一気に飲み干せば、爆食いの罪悪感すらリセットできる。「ふぅ〜。これで大丈夫っ」なんていう光景は、“念のため飲んでおこう女子あるある”だ。 気がつくと最近は各社の独自開発でウーロン茶市場が賑やかに。「どれを飲めばいいの〜」という事態にもなっている。そこで今回、てきな研究所はウーロン茶試飲会を開催。さてさて、スーパーやコンビニで目に付くウーロン茶。どんな特徴があるか? 本題に入る前に、まずはウーロン茶の復習。ウーロン茶はご存知の通り、中国発祥のお茶。茶葉を発酵途中で加熱させて発酵を止めた茶だ。ちなみに、緑茶は積んだ茶葉をすぐ加熱させるから発酵はさせない。一方の紅茶は完全に発酵させたものだ。ウーロン茶は、日本では1970年代から痩身や美容に効果があると注目され、発売されている。 痩身や美容の効果というが、確かに、脂っぽいものを食べた後は緑茶ではなく、ウーロン茶が飲みたくなるから不思議。お腹の中の脂分が洗い落とされるような気がするのもウーロン茶効果というものだろう。 で、今回の試飲会に用意したのは、日本コカコーラ「つむぎ」、ポッカ「にっぽん烏龍」、伊藤園「黄金烏龍茶」、キリン「格別黄金鉄観」、サントリー「烏龍茶」の5種類。 味や香りの評価は、試飲会に参加した研究員の独断と偏見によるが、それでも基準がないといけないので、まずは『コクのあるしっかりとした味わいと、すっきりしたキレ味』とうたっているサントリー「烏龍茶」を飲んでみる。一口飲んだところで、研究員はみな意見が一致。「まさにこれが烏龍茶!」(酒が飲めない男 20代)とウーロン茶の王道的、正統派的なものを感じたのだ。「物心ついたときにはすでに飲んでいたからゴクゴク飲める」(チョコレート大好き女 20代)、「バランスがいい」(酒LOVE男 30代)、「フツーにうまい」(コーヒー好き男 50代)などの評価が続出した。研究員は、苦味、酸味、甘味、コク、キレ、香りの各点で、綿密かつ独断で評価し、グラフを作成した。グラフを見れば、一番バランスがとれている感じが分かるだろう。  次は、『国産茶葉100%。「まるみ」のある味わい』がうたい文句の日本コカコーラ「つむぎ」。今年新登場で、おいしいと大好評なだけに期待大だ。「香りと味が控えめのため、オールジャンルの料理に合いそう」、「麦茶に近い感じで飲み心地がサラっとしている」、「麦茶っぽい。クセがなく、ゴクゴク飲める」、「不思議な味、麦茶っぽい」など、どうやら麦茶に近いウーロン茶といったところ。一番苦みがなかったので、ウーロン茶が苦手な人にはおススメだ。 続いて『希少茶葉(黄金桂・鉄観音)のみ使用、脂肪の吸収を抑える』が訴求ポイントの伊藤園「黄金烏龍茶」。これは最近はやりの特保。「脂肪の吸収を抑える」のが魅力大だが、それだけに口の中に含んだ瞬間、渋さがギューっと口全体に広がる。「脂っこいものの後にすっきりして良さそう」、「見た目も味も緑茶に近い」、「緑茶っぽい」、「高級中国茶の味わい!」など、テイスト的にヘルシオ緑茶よりで脂肪に勝てそうな味がする。苦み5、キレ4.5という評価で、しっかり苦みがあるため、料理に合わせるが難しそうだ。まあ、「良薬口に苦し」という言葉もあるし、ここは脂肪の吸収を抑える効果に期待といったところだ。 POKKAからは『日本の茶畑から、烏龍茶。国産茶葉でつくったから、やさしい味わいになりました。』とうたっている「にっぽん烏龍」。「麦茶より少し苦みがあり、烏龍茶よりも苦みが弱い、中間的な味」、「ハト麦のようなすっきりした香り。ウーロンハイを作るならこれ」、「サントリー烏龍茶によく似ていて、すっきり」など、なかなか好評価。中には「土の風味がする」と誉めているのか、けなしているのか分からない指摘もあったが、「つむぎ」と同様、国産茶葉100%のウーロン茶はやさしい味わいが特徴のようだ。「つむぎ」よりは渋味のある大人ののど越しだ。 『黄金桂と鉄観音黄金比ブレンドで高貴な香りが広がる 「格別」な烏龍茶』のKIRIN「格別黄金鉄観」は価格も格別。375gで200円(税別)で、買うのにはほんの少しの勇気が必要かも。パッケージもフィルムで巻いてあり、高級な雰囲気だ。味はというと、「緑茶っぽいしジャスミン茶っぽい、中華によく合いそう」、「ジャスミン茶っぽくて、ホットでも美味しそう」、「お弁当のおともにしたいのはこれ。高いけど…」、 「味わい深く高級感あり。後から味わいがやってくる」 との評価で、香高く、これは印象的なおいしさだった。 ≪まとめ≫ 広い世の中、「日本には緑茶があるから、緑茶でいいじゃん」と思う人もいるかもしれないが、やはり脂っこい食事のお供にはウーロン茶だ。緑茶では力不足感が否めないし、紅茶では“お呼びでない?”と言われるのがおちだ。ちなみに、デザートに合うであろうウーロン茶はバランスがとれた「サントリー烏龍茶」。ウーロン茶にあうスイーツはやっぱりゴマ団子で決まりだ!