あなたの職場の若手社員も転職したがっているかも? そんな実態が、リスクモンスター(東京)が新卒入社1〜3年目の男女600人(有効回答数:600サンプル)を対象に実施した第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査で明らかになった。 「仕事・会社に対する勤続意欲」の質問について、「3年後も勤務し続けていると思う」(回答率58.2%)が「3年後は勤務し続けていないと思う」(同41.8%)を上回ったものの、実に4割以上が転職希望という衝撃的な結果に。とりわけ、男女別でみると、男性において「3年後も勤務し続けていると思う」が68.3%となったのに対して、女性は「3年後は勤務し続けていないと思う」が52.0%となるなど、転職希望者の方が多くなった。若手女性社員の感覚がドライなように思えるが、もしかすると勤務先にも問題があるのかも。 勤務先がブラック企業だと思うかという質問に対して、「ブラック企業だと思う」(33.0%)、「ホワイト企業だと思う」(67.0%)という結果になり、約3人に1人が勤務先をブラック企業と認識している。なかでも「勤務先はブラック企業だと思う」と回答したのは、男性(同30.3%)よりも女性(35.7%)の方が約5ポイント上回っていた。 3年後の勤務を入社年次別でみると、「3年後も勤務し続けていると思う」と回答したのが「新卒入社1年目」が59.0%、新卒入社2年目が64.0%となったものの、新卒入社3年目では51.5%とほぼ半々にまで低下している。 「3年後も勤務し続けていると思う」と選択した理由は、1位「勤務時間や休日が自分に合っているから」(37.2%)、2位「福利厚生が充実しているから」(33.0%)、3位「給料が良いから」(30.4%)という結果に。一方、「3年後は勤務し続けていないと思う」と選択した理由では、1位「給料が低いから」(44.2%)、2位「仕事にやりがいを感じないから」(30.3%)、に続いて、3位「最初から転職するつもりだから」(16.7%)が続いた。とりわけ、「最初から転職するつもりだから」においては「男性」(21.1%)、「新卒入社1年目」(23.2%)と5人に1人が挙げているなど、終身雇用に対する意識が薄らいでいる様子だ。
今の職場に3年後も働き続けているか? 若手社員の勤続意欲が衝撃的な結果に・・・
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