家のコト

初心者集まれ! ゼロから始める女子DIY部

重い鉢植えの移動も楽々!「キャスター付き鉢カバー」

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■グリーンを取り入れてオシャレ部屋にランクアップ!

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「ゼロから始める女子DIY部」。今回作るのは鉢カバーです。

インテリア雑誌を見ていて「雰囲気があってすてきだな」と思う部屋は、グリーンが置かれていることが多いですよね。
そんなオシャレ部屋への第一歩として、今回は鉢植えを入れるオリジナルのカバー作りに挑戦。底にキャスターを付けて、重い鉢植えの移動も簡単にできるようにしました。

早速、at home VOX編集部スタッフが体験した様子をリポートします。

■キャスター付き鉢カバー
【難易度】★★★★☆(やや難しい)
【想定作業時間】約120分
【材料】
・ 側板(長)(291mm×89mm)…8枚
・ 側板(短)(265mm×89mm)…8枚
・ 底板(263mm×263mm)…1枚
・角材(大)(315mm×30mm×40mm厚)…4枚
・角材(中)(205mm×30mm×40mm厚)…2枚
・角材(小)(185mm×30mm×40mm厚)…2枚
・ 木ネジ(65mm)…12本、(30mm)…68本、(10mm)…12本
・ キャスター…4個
※ 材料費の合計…約4000円

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■ キャスター付き鉢カバーの主な作業工程
1.木材に塗料を塗る。
2.枠の部分を組み立てる。
3.側板・底板を取り付ける。
4.キャスターを取り付ける。

ナビゲーターは、tukuriba店長の掃部関(かもんぜき)さんです!

1.木材に塗料を塗る

【Point 塗料の重ね塗り+サンダーがけでナチュラルな色合いに】
今回使うペイントテクニックは、飾り棚を作ったときに使ったのと同じ方法です。
まずは、色付きの塗料を塗る作業からスタート。
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4枚の側板を組み合わせて1つの面を作るので、3色の塗料の配色を考えながら塗ります。仕上がりに関わる大事な作業です。

掃部関さん「側板(長)で側板(短)をはさむようにして組み立てるので、左右の面の配色も考えて塗ってください」

塗料が乾いたら、上から白色の塗料を重ね、さらに乾かしたあとサンダーがけをして色味をなじませます。
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2.枠の部分を組み立てる

【Point ネジを対角線にとめて、強度をアップ!】
角材(大)で角材(中)(小)をはさんで枠を作りましょう。
角材(大)のネジどめする位置に鉛筆で印をつけます。余っている角材を合わせて厚さがわかるように線を引き、線の内側に対角線になるように2カ所印をつけます。
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印をつけた角材(大)にネジを仮どめし、角材(中)とネジどめします。

掃部関さん「対角線上にネジどめすることで、少ない本数のネジで強度をあげることができるんですよ」

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角材(大)と角材(中)のネジどめができたら、次は角材(小)とネジでつなぎます。
先ほどとめたネジにぶつからないように、2本の中間くらいの位置にネジを打ちましょう。下穴を開けてからネジどめすると失敗しにくいのでおすすめです。
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3.側板・底板を取り付ける

【Point キャスターを目立たないように取り付ける】
組み立てた枠に側板を取り付けていきます。1つの面につき側板4枚。それぞれ4カ所ずつネジどめします。
使うネジの数は4面全部合わせると、なんと64本! 根気のいる作業ですが、完成までもうひと踏ん張りです。
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向かい合う2面の側板を取り付けたら、逆さにして底板をはめます。

掃部関さん「側板を全部取り付けてしまうと、あとから底板が入らないことがあるので、2面取り付けた段階ではめるようにしてください」

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ここでのポイントは、底板の取り付け位置。
枠に使った角材(大)の長さ(315mm)よりも、側板4枚を合わせた長さ(90mm×4)を長くしているので、前から見たときにキャスターが付いているのが見えないようになっているんです。
DIYのプロならではの細かな技にさすがの一言!

底板をはめたら、残りの2面も同じようにネジどめします。
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4.キャスターを取り付ける

【Point 木材の厚みに合わせてネジを使い分ける】
キャスターを取り付ける位置を決めます。
底板の上にキャスターを置き、ネジどめする位置に印をつけます。
このとき底板の下にある角材(大)の位置も合わせてマークしておきます。

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先ほどつけた印で角材(大)の部分にあたるのは左上のひとつ。この部分は30mmのネジ、ほかの部分は下にくる合板の厚さが9mmなので、飛び出さないように10mmのネジでとめます。
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キャスターを四隅につけたら、完成です!
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DIYしてみた感想は……。
「シンプルな作りに見えるけれど、ネジを対角線にとめて強度をあげたり、キャスターが見えないように木材のサイズを調節したり、いろんなテクニックがつまっていました。他のアイテム作りにも応用できそう!」

キャスターを付けたので、日差しの位置に合わせて鉢植えの場所を簡単に移動できます。
味のないプラスチックの鉢植えもカバーがあるだけで豪華に見えるし、蟻などの害虫を予防することもできそうですね。

  • 取材協力

    tukuriba本店
    東京都世田谷区瀬田2-32-14
    玉川高島屋S・Cガーデンアイランド1F
    営業時間:10:00〜20:00
    TEL:03-6870-3636
    FAX:03-6870-3535
    http://www.tukuriba.jp/

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