(株)東京カンテイは9日、2016年7月の主要都市圏・主要都市別の中古木造戸建て平均価格動向を発表した。調査対象は敷地面積100〜300平方メートル、最寄りの駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、土地・建物ともに所有権の物件。
首都圏の平均価格は3,032万円(前月比3.0%上昇)と、反転上昇して3,000万円台を回復した。地域別では、東京都が5,980万円(同10.7%上昇)と大幅上昇。神奈川県が2,991万円(同3.6%下落)と3ヵ月連続で下落した。千葉県2,176万円(同12.8%上昇)と反転上昇。埼玉県2,246万円(同1.9%下落)と、連続下落した。首都圏では、東京都と千葉県が大幅に上昇した。
近畿圏の平均価格は2,437万円(同6.5%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇に転じた。大阪府は2,736万円(同3.8%上昇)、兵庫県は2,328万円(同2.9%上昇)、京都府は3,239万円(同16.6%上昇)と、近畿主要3府県のすべてが反転上昇した。
中部圏の平均価格は2,147万円(同8.7%上昇)。愛知県の2,534万円(同3.4%上昇)の反転上昇など、全域で上昇した影響から強含んだ。
福岡県は1,610万円(同3.4%下落)で反転下落となった。