(株)東京カンテイは9日、2016年5月の主要都市圏・主要都市別の新築一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100〜300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造、土地・建物ともに所有権の物件。
首都圏の新築戸建ての平均価格は、3,482万円(前月比1.8%下落)。東京都は4,657万円(同1.9%下落)で3ヵ月連続ぶりの下落。神奈川県は3,712万円(同1.4%下落)と連続して下落。千葉県は2,794万円(同3.7%下落)と反転下落した。埼玉県は3,121万円(同1.2%上昇)と5ヵ月連続で上昇。同県以外は下落に転じ、首都圏の新築一戸建て価格は東京都の下落が大きく影響して弱含んだ。
近畿圏の平均価格は、2,968万円(同1.1%下落)と反転下落。大阪府は3,184万円(同1.2%上昇)、兵庫県は2,976万円(同3.9%下落)と、反転下落。京都府は3,071万円(同12.5%下落)し、兵庫県と京都府の下落が圏域全体に影響した。
中部圏の平均価格は2,993万円(同2.3%上昇)。福岡県は2,608万円(同2.1%下落)だった。