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赤プリ跡地の複合再開発、「東京ガーデンテラス紀尾井町」オープン/西武プロパティーズ

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「東京ガーデンテラス紀尾井町」全景。左側がオフィス、ホテル、商業施設等で構成する複合ビル。右側が総戸数135戸の賃貸住宅

「東京ガーデンテラス紀尾井町」全景。左側がオフィス、ホテル、商業施設等で構成する複合ビル。右側が総戸数135戸の賃貸住宅

オフィスは、基準階面積4,200〜4,400平方メートルを確保。ヤフー(株)が本社を移転するなど、満床での竣工

オフィスは、基準階面積4,200〜4,400平方メートルを確保。ヤフー(株)が本社を移転するなど、満床での竣工

敷地は54%を緑化し、高低差18mの自然の地形を生かした回廊状のオープンスペースに、大小7つのコミュニティスペースを設けた。右側の建物は、旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館)を保存・復元した「赤坂プリンスクラッシックハウス」

敷地は54%を緑化し、高低差18mの自然の地形を生かした回廊状のオープンスペースに、大小7つのコミュニティスペースを設けた。右側の建物は、旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館)を保存・復元した「赤坂プリンスクラッシックハウス」

(株)西武ホールディングス傘下の(株)西武プロパティーズが進めてきた旧赤坂プリンスホテル(グランドプリンスホテル赤坂)跡地の複合再開発「東京ガーデンテラス紀尾井町」(東京都千代田区)の主要部分が竣工、10日に一部施設を先行オープンする。

同事業は、東京メトロ有楽町線他「永田町」駅に隣接する、敷地面積約3万平方メートルに及ぶ再開発。地上36階地下2階建て(延床面積約22万平方メートル)の複合ビルと、地上21階地下2階建ての賃貸マンション(総戸数135戸)を建設し、オープンスペースを整備。旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館)を保存・復元したもの。オフィス・賃貸住宅は、5月1日から入居を開始。10日に商業施設と地下鉄駅直結通路などをオープン。7月にホテル、商業施設など全体開業する。

複合ビルは、1〜4階が飲食中心に35店舗が入る商業施設「紀尾井テラス」、4階に全8室(940平方メートル)からなる会議室「紀尾井町カンファレンス」、5〜28階がオフィス、30〜36階がプリンスホテルのフラッグシップとなる「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」(全250室)となる。

災害時でも72時間の電源供給を可能とするなどBCP機能を強化し、CASBEE「S」ランクを取得するなど環境にも配慮した。オフィスは、エリア最大級となる基準階面積4,200〜4,400平方メートルを確保。ヤフー(株)が本社を移転するなど、満床での竣工となった。オフィスビルのPMは森ビル(株)に依頼。また、カンファレンス運営事業は、西武グループ初となる。

賃貸住宅は、1LDK〜4LDK、専有面積55〜227平方メートルのサービスアパートメント。近隣の住み替えユーザーを中心に、すでに8割に申し込みが入った。また、旧グランドプリンスホテル赤坂旧館は、内外装をブラッシュアップ。免震化の上、レストランやバンケットを備えた「赤坂プリンスクラッシックハウス」として開業する。

また、敷地は54%を緑化し、高低差18mの自然の地形を生かした回廊状のオープンスペースに、大小7つのコミュニティスペースを設けた。

9日の関係者見学会で会見した同社取締役の齋藤朝秀氏は「9年越しで進めてきたこの事業には、“2つの未来”がかかっている。一つは、西武グループの今後の不動産戦略の未来のプロトタイプであること。この事業で培った運営経験を、グループの都心保有資産の再開発に生かしていく。もう一つは、エリアの未来。紀尾井町や麹町、平河町がオンリーワンのまちとなるための中長期的な機能更新において、本プロジェクトがよき先行事例となれるようにしたい」などと抱負を述べた。

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