ニュース

東京・日本橋二丁目の大規模開発、駅直結の超高層タワー竣工/住友不動産

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

「東京日本橋タワー」外観イメージ

住友不動産(株)は1日、大同生命保険(株)らの共同事業者とともに進めている日本橋交差点角の大規模複合開発「日本橋二丁目地区北地区」(東京都中央区)において、超高層免震タワー「東京日本橋タワー」を竣工した。

同物件は東京メトロ銀座線・東西線、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅に直結。2011年12月に都市計画決定された日本橋二丁目地区の区域面積約2.2ha内のA、B二つの街区(合計敷地面積約8,800平方メートル)のA街区に立地。延床面積13万8,000平方メートルのオフィス・商業・多目的ホールなどから成るプロジェクトの中核となる超高層ビル。地上35階建地下2階建て。

タワー棟外観は、御影石張りの、日本橋の伝統と格式を重んじたデザインを採用した。低層階と地下に店舗、多目的ホール・貸し会議室を、7階にスカイロビーを設け、8階以上にオフィスを配置した。オフィスは基準階貸室面積約825坪で室内に柱の出ない整形無柱空間を実現。天井高3m+フリーアクセスフロア10cm、1フロア52ゾーンの完全個室空調システムを採用。

免震・制震構造。万が一の浸水被害に対応するため、受変電設備などを建物6階に設置。本線からの送電がストップした場合にも、予備選から受電が可能な2回線受電方式採用し、燃料に中圧ガスと重油の両方が利用でき、通常時・停電時にかかわらず対応可能なフューエルガスタービンシステム発電機を導入した。停電時には共用部および貸室内には72時間対応の非常用発電機を実装。BCP対応を強化した。また、防災備蓄倉庫や防災井戸、仮設トイレ設置スペースなど災害時の日本橋駅前の防災拠点としての機能を整備した。

また、同計画の二期工事において、低層の商業施設等や、多言語対応の観光案内所を建設するほか、地下鉄「日本橋」駅コンコースから連続する地下に、地上広場とエスカレーターでつながるサンクンガーデン、地下広場の整備、道路に沿った安全な歩行者空間の確保など、駅利用者や来街者の利便性向上を図る。全体竣工は17年の予定。

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME