(株)リクルート住まいカンパニーは17日、リクルートグループが事業展開する雇用・住宅・進学・飲食・美容領域など、8つの領域における2015年の動向を、キーワードとともに予測する「2015年のトレンド予測」を発表した。
「住宅」領域のキーワードは、皆で楽しく部屋を作り上げる新しいスタイル「リノベーションパーティ」とした。「リノベーション」の認知度向上や賃貸住宅の「カスタマイズ・DIY可物件」の大幅増加等により、プロではなく住まい手主導のリノベーションスタイルが人気を集めていること。また、14年3月に国土交通省から借主負担DIY型賃貸借契約が発表された初めて迎えるオンシーズンであること等を踏まえた。
「リノベーションパーティ」とは、できる工事は「自分たち」で行ない、「作るプロセス」を重視し友達・家族(パーティ)と「パーティ感覚」で楽しむというスタイル。パーティ(仲間)の募集や「作るプロセス」は「Facebook」を使用し、共有・拡散。プロの手も借りながら自分が楽しめる範囲でDIYしていくもの。
セルフリノベーション(DIY)を練習できるショップやかわいいパーツも揃う専門ショップ、DIYリノベ物件の見学とDIYワークショップをセットにしたイベント等が登場していると事例を紹介。また、中古物件だけでなく新築物件でも一部DIYできる部分を残して引き渡すプランも登場しているとした。
同社は「リノベーションパーティ」によって「賃貸およびリノベーション市場が楽しく進化していく」とみている。