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食品ロスが3割減、CO2は半減! 気象予測やSNSの活用で

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(OVO オーヴォより)

暑くなるとアイス、寒くなるとおでんが売れる。ウェザーマーチャンダイジング、といわれるこの手の販売戦略は、食品ロス削減にも貢献する。経済産業省が日本気象協会と連携して、天気予報を活用して返品や食品ロスを削減する試みを実施、食品ロスは2〜3割減り、商品を輸送する時に発生するCO2も半減するという結果が出た。

「需要予測の精度向上による食品ロス削減及び省エネ物流プロジェクト」。気象予測を利用し、前年度の成果を用いて実際に生産量の調整をした結果、たとえば豆腐で約30%、冷やし中華つゆでは約20%弱、食べられるのに廃棄されていた食品ロスを減らすことに成功した。また、輸送計画を早めに決定することができるようになり、ペットボトルコーヒーの配送手段をトラックによる陸上輸送から海上輸送へシフト、貨物1トンあたりの二酸化炭素を約48%も削減した。

また、Twitterの位置情報付きツイート情報から、人はどのような気象条件の時に「暑い・寒い」と感じるのかを分析。商品の需要に直結する、体感的な暑さ、寒さを表す“体感気温”を作成したという。

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