(OVO オーヴォより)

人間技とは思えない、という作品がある。“神の手”を持つといわれる日本人作家、6人の合同展『神の手●ニッポン展』が、目黒雅叙園(東京都目黒区)で6月28日(日)まで開かれている。ペーパーアーティスト太田隆司氏や、ビーズアーティスト金谷美帆氏、ミニチュアハウスアーティスト島木英文氏をはじめ、立体切り絵やジオラマ、ポップアップアーティストなど、現代のセンスとフィールドで意欲的に創作活動を行ってきた作家たちの作品が一堂に集められている。人間技とは思えない高度な技術に裏打ちされた作品群に、日本人ならではの手先の器用さや感性の豊かさが感じられる展覧会だ。
展示場所は、園内に現存する唯一の木造建築、東京都指定有形文化財「百段階段」。“神の手”の世界をかいま見ることができる貴重な機会を逃すな。
「神の手●ニッポン展」URL