(OVO オーヴォより)

美食のバロメーターといわれる「世界のベストレストラン 50」で、今年は東京のNARISAWAが8位に食い込み、日本初のベスト10入りを果たした。1位は、スペインのエル・セジェ―ル・ デ・カン・ロカ。中国からも今年は24位と初ランクインがあった。
世界中の優れた美食文化を讃えるこのリストは、世界6大陸21カ国に及ぶ。審査員は、料理評論家、シェフ、レストランオーナー、有名な美食家などで編成。過去18ヶ月の間の美食体験に基づいて、評価順にレストランをリストアップする。
最上位のエル・セジェール・デ・カン・ロカは、シェフのジョアン、ソムリエのジョセップ、2014年に「世界の最優秀パティシエ賞」に輝いたジョルディの3兄弟が、カタルーニャ地方の伝統的な食材と卓越した調理技術を融合させて、想像力を掻き立てる香りや味覚を生み出し、旋風を巻き起こしてきた有名店。
アジアからは7店がランクイン。初ベスト10入りを果たした日本のNARISAWAは、シェフの成澤氏が、伝統的なフランス料理の技法と日本の繊細な食材を融合させる才能を持つことで知られている。中国初のランクインは、上海のウルトラバイオレット。スペインからは7店がランクインした。“常連”ムガリッツ(Mugaritz)は今回も6位を維持。フランスからは5店がランクインしている。