(OVO オーヴォより)

来春に卒業・修了予定の学生の就職活動が先月解禁となり、今夏には採用選考が始まる。就活がスタートしたのに合わせて学情(大阪)は、全国の大学生・大学院生12,808人を対象に就職希望企業をアンケートした。その結果、昨年の3位から2ランクアップして1位に輝いたのはANA(全日本空輸)。2位は昨年の5位からこれまたランクアップした伊藤忠商事。3位は昨年から順位を落としたオリエンタルランドだった。
ANAとJALの航空会社が順調だった一方、JR各社を始めとする鉄道会社は軒並み順位を落とした。順位を上げた主な業界は総合商社、都銀を中心とする銀行、自動車や電気機器会社など。総合商社はトップ10に2社がランクインした。伊藤忠のほか、丸紅が昨年の16位から9位へとランクアップした。逆に、今年順位を落としたのはサービス業界や放送業界。一昨年から昨年にかけて順位を伸ばした旅行、レジャー、ホテル、ブライダルなどのサービス業やテレビ局各社は揃ってランクダウンした。
華やかな業界が人気だった昨年とは一転、総合商社や各種メーカー、銀行など堅実なビジネスを展開する業界がランクアップしたのが今年の特徴のようだ。
【人気企業総合ランキング1〜10位】
↑ 1位 ANA(全日本空輸)
↑ 2位 伊藤忠商事
↓ 3位 オリエンタルランド
↓ 4位 JTBグループ
↑ 5位 三菱東京UFJ銀行
↓ 6位 資生堂
→ 7位 JAL(日本航空)
↑ 8位 サントリーホールディングス
↑ 9位 丸紅
→ 10位 三井住友銀行