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e-onkyo musicが海外へ進出 米、英、独でハイレゾ音源配信を開始

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(OVO オーヴォより)

ハイレゾ音源配信サイトe-onkyo musicを運営するオンキヨーエンターテイメントテクノロジー(株)は、2月9日(月)より、アメリカ、イギリス、ドイツでのハイレゾ音源配信サービスをスタートしたと発表した。

onkyo music(http://www.onkyomusic.com)と名づけられたこの海外サイトでは、上記3カ国に向けて44.1kHz〜192kHz/24bitのFLACファイルのほか、CDグレードの44.1kHzのFLACファイルの配信も行う。楽曲数は非公開だがコンテンツは、ユニバーサルミュージックなど多くの大手レコード会社からの楽曲提供を受けている日本と同レベルを目指しているといい、またアニソンなどわが国ならではの特徴あるコンテンツや同社のオリジナルコンテンツなどの配信も検討している。今後は配信地域の拡大のほか、国内で現在推進しているPCレスでのハイレゾ音源の楽しみ方の提案など、ハードと両輪となってハイレゾに取り組んでいくとのことだ。この海外展開にについては音楽配信プラットフォームをもつ7digital(セブンデジタル)との業務提携の元に行われる。

なお、同社ではこの発表にともない、報道向けに現在と今後のオンキヨー、e-onkyo musicのハイレゾ音源への取り組みについてのプレゼンテーション「オンキヨー ハイレゾ戦略発表会」を行った。まず、宮城謙二・代表取締役は、3兆円超の規模がある世界のホームオーディオ市場において日本のメーカーの売り上げは5%前後に過ぎないこと、ハード、ソフト両面でのハイレゾ再生の提案は日本のメーカーがレコードやCD時代のように再び主役となるチャンスであるとして、先に発表したオンキヨーが展開する中国メーカーとの協業についてや、英国デジタルの雄、メリディアンが独自に開発したMQAフォーマットへの対応機器の開発で協業していくことについて説明。またハイレゾ音源をe-onkyo musicのサイトから、直接ダウンロード可能なハイレゾ対応デジタルミュージックプレーヤーをオンキヨーで開発中であることも明らかにした。

次に壇上に上がった山下慎介・取締役は、2005年8月に配信楽曲11曲でスタートしたe-onkyo musicが、2011年6月に10,000曲を超え、以後、楽曲数、売り上げともに倍増で来ていること、今後は、単に楽曲や売り上げの数字のみでなくハイレゾのユーザー体験を拡大していくための、さまざまな施策について説明。スマートフォンでも試聴や購入、ダウンロードもできるサイトデザインの構築やNTTドコモスマートフォンのハイレゾ対応に伴う楽曲無料キャンペーンの実施、さらに自動ダウンロード対応のQ-NAP社と共同開発したオーディオNAS、おなじくパナソニックDIGA4機種など、PCレスでハイレゾ音源が楽しめる周辺機器の拡充について紹介した。

パナソニックDIGAについては、ゲストのパナソニックの神高知子・ホームエンターテイメント事業部参事が、その概要について説明。DIGAに搭載する大容量ハードディスクやホームネット、ワーク機能を利用してNASとして活用すべく取り組み昨年末発売の4機種にサーバー機能を組み込んだ。そしてために、e-onkyo musicがスマートフォンやPCレスでのハイレゾ音源再生への取り組みを行っていることから、これに連携させてその訴求の明確化を図ったとのこと。一般的なDIGAなどでの再生で、ハイレゾ音源が家庭内にも広く普及することを期待していると述べた。

なお、e-onkyoでは「PCレスのハイレゾダウンロード勉強・体験会」を東京・八重洲のGibson Brands TOKYOで、2月13日(金)、2月25日(水)を皮切りに3月以降に随時、開催していくこともアナウンス。こちらはスマートフォンを使ったアカウント作成からハイレゾのダウンロード、再生まで、またDEGAを使ったPCレスのハイレゾダウンロード、再生などが体験できる。詳細は、オンキヨーの公式サイト内イベント情報ページ(http://www.jp.onkyo.com/gibsonsr/event.htm)へ。

■リンク
オンキヨー・webサイト  http://www.jp.onkyo.com/

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