(OVO オーヴォより)

2016年4月から、一般家庭への電力小売りが全面自由化される。顧客件数約8,420万件、市場規模は約7兆5,000億円ともいわれる家庭用電力の争奪戦が起こる可能性があるのだ。だが、電力の小売自由化をスムーズに実現するためには、こっちの電力事業者からあっちの電力事業者へと乗り換える際の契約変更手続きが簡単なことが必要になってくる。
そこで、情報管理ソリューションのトッパン・フォームズは、スマートフォンだけで電力契約の切り替え申し込みが完了するサービス「エネEntry(エネエントリー)」を9月から開始する。「エネエントリー」は電力契約の切り替えを簡略化し、契約者と電力事業者の両方の利便性を高めることで、電力市場の流動性向上に貢献するという。
つまり、新電力会社に乗り換えようかなと思った場合に、契約の切り替え申込みや証明書類の送付が簡単に行えるということらしい。具体的には、スマートフォンのカメラ機能を活用し、契約者宅に届く検針票をスマートフォンのカメラ機能で撮影し、画像データとして取得。加えて、電力使用量や利用料金などの記載内容を光学式文字読み取り(OCR)機能によりデジタル情報に変換することで、申し込み時の煩わしい入力を補助したり、申し込み手続きに必要な各種情報、証明書類を即座にインターネットで送付することができるという。また、検針票の内容から電気料金のシミュレーションを行い、利用状況に応じた適切なプランを提示するサービスも可能なようだ。
どこの電力会社にしようか選べる時代を目前に、乗り換えのお手伝いができる技術を開発しましたよ!というお話でした。