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イクラの色素が唇の荒れに効く! 美容成分「アスタキサンチン」に期待

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(OVO オーヴォより)

冬のこの時期、どんなに保湿してもし過ぎることはない、ってくらい肌の乾燥が気になるよね?それは唇も同じこと。でも、効果的な唇の乾燥対策って何?と思っているみんなにうれしいニュースがあるよ!サケの身やイクラに含まれる赤い色素「アスタキサンチン」に、唇の荒れを改善する効果があることがコーセーの研究で明らかになった。この研究成果を応用して、2015年3月に新製品を発売するというから、待ちきれないね。

「アスタキサンチン」は天然由来の美容成分で、サケ以外にも甲殻類や紅藻などさまざまな動植物の体内に広く存在する。アスタキサンチンには、活性酸素の中でも特に老化に影響のある「一重項酸素」を消去する効果が高いことが既に分かっていて、生物の体内で有害な紫外線から身を守る役割を担っているとも考えられているという。

唇の皮膚は、顔など他の部位の皮膚と比べ角層が薄く、皮脂腺がほとんどないため、乾燥や紫外線といった外部環境の影響を受けやすいんだとか。唇のかさつき、皮むけや切れに悩まされている人も多いのでは?

研究では、16人を8人ずつのグループに分け、それぞれのグループにアスタキサンチンを配合したリップクリームと配合していないリップクリームを1週間使ってもらった。その結果、アスタキサンチンを配合したリップクリームを使うと、唇荒れの1つである皮膚の重層化が改善したほか、細胞一つ一つの形状も良くなった。また、アスタキサンチンを配合したリップクリームを使ったグループとそうではないグループを比較したところ、配合したグループの方が改善度の平均値が高く、症状が悪化した人は一人もいなかったという。

別の23人に、配合リップクリームと無配合のリップクリームを1週間の間隔を空けて両方使ってもらった実験でも、配合リップクリームの方が改善度が高いと答えた人が多かったという。

今後は、「アスタキサンチン」がエイジング対策のキーワードになるかもしれない。

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