(OVO オーヴォより)

毎年、この時期になると年賀状作りをどうするか、悩む人も多いと思うが、年賀状を送っているかいないかで、夫婦の円満度に違いがあるという意外な事実が、トレンド総研が20〜30代の結婚5年以内の男女500人を対象に行った調査で明らかになった。
結婚後に年賀状を送っている人と送っていない人それぞれに、パートナーとの結婚の満足度について100点満点中何点かを答えてもらったところ、年賀状を送っている人の結婚満足度は平均81点であるのに対し、年賀状を送っていない人の平均は72点と、9ポイントの差があった。
親戚付き合いが良好かどうかについては、年賀状を送っている人の59%が良好と答えたが、送っていない人で良好と回答したのは29%にとどまった。嫁姑の関係も、送っている人の72%が良好と答えたが、送っていない人で良好だったのは55%のみ。年賀状を送っているかどうかが、夫婦関係や周囲との関係をも反映する、という結果になった。
年賀状作りを夫婦一緒に行っている人は30%だったが、年賀状を送っている夫婦でも、年賀状作りを一緒に行っている夫婦の方が、どちらか一方だけが作っている夫婦よりも結婚満足度が高い、ということも分かった。
年賀状の枚数については、64%が「結婚を機に年賀状を送る枚数が増えた」と回答。家族になるタイミングである結婚によって、親戚付き合いなどが増えたことがうかがえる。
夫婦円満コンサルタントの中村はるみ氏は、「結婚後に送る年賀状は、自分たちの近況を伝えるための親しい方への最低限のコミュニケーションで、結婚を含め、節目となる行事の報告やアフターフォローとしても活用できる便利な習慣。年賀状のような習慣をひとつずつ丁寧に行っていくことが、周囲との関係、そして夫婦仲を良くするための条件ともいえる」と話す。
年賀状を作る際に意識すべきポイントとしては、1)家族みんなで年賀状作りに携わる、2)夫婦どちらか一方が作るのが当たり前ではなく、お互いに感謝の念を忘れない、ことだとか。
今年の年賀状作りは、夫婦関係を見直す機会にしてみてはいかが?