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お墓を建てる際の人気カラーは? 汚れやホコリが目立たないこの色がトップ!

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(OVO オーヴォより)

お墓を建てる時に気になる点といえば、“価格”のほかでは“見た目の色”ではないだろうか。ファインズ(東京)が、20〜60代の男女5,497人を対象に「墓石の色に関する意識調査」を実施した結果、3割の人が「グレー」を選んだ。

お墓というと、一般的なイメージは「灰色(グレー)」であると思われるが、今回の調査結果においても1,712人と約3割の人が選んで堂々のトップ! 3位にランクインした「白色」(978人)は汚れが、4位の「黒色」(902人)は埃(ほこり)がそれぞれ目立つが、中間色であるグレーはどちらも目立たないことから、白と黒の“いいとこ取り”の色といえることも人気の背景かもしれない。

上位に白黒系が並んだ中で、2位に入ったのは「茶色」。木材を連想させるこの色は、派手過ぎないながらも、親しみを感じさせる点が選ばれた理由か。他方、グリーン(226人)、ブルー(180人)、レッド(160人)は一定の票数を集めたものの、マイノリティーの域を出ていない。グリーン系や赤系は、近年人気が出てきてはいるが、まだまだ墓石に使用できる色という認識は広まっていないようだ。

ちなみに、お墓の色については、西日本では白系が好まれ、東日本では黒系が好まれるといわれてきた。それには理由があって、昔は重い石を運ぶのが大変だったので、地元での産出量が多い石材が多く使われてきたのだ。東日本では黒御影石が多く産出されるため黒系の石材が多く使われ、中国地方や四国地方で白御影石や青御影石が多く産出されたことから、西日本では白系のお墓が多くなっているようだ。

一部では石の色で吉凶が左右されるといわれるが、仏教ではあらゆる色を尊重しているので、赤など派手な色を選んだからといって罰が当たるということはない。長い目でみれば、お墓に対する価値観が変わる可能性も十分あるので、気にせず好きな色を選ぶようにしよう!

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