暮らしのコト

後世に伝えたい和食は? 作り方よりも礼儀作法

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(OVO オーヴォより)

核家族という言葉すら不要なほど、“世代分離”が進んだ現代。作る料理も、成人して独立するまでに受け継いだものが主流にならざるを得ないが、そんな中で、子どもや孫世代に継承したい和食を聞いたところ、おみそ汁がトップになった。

東日本大震災を機に、あらためて家族の絆に関心が集まる中で行った、世代や日本食についての意識調査(ノーリツ・神戸)。まず、3 世代以上の家族がいる人に、「一緒に家族が集まる頻度」を尋ねると、半年に 1 回以上が 20.7%と最多。週 1 回程度から半年に 1 回以上までとの回答を足すと 60.5%で、6 割以上の人がある程度の頻度で集まっているという結果。

そんな時、3 世代で食べに行くのは 67.5%が和食だ。そこで、子ども(孫)世代に継承したい家庭料理を尋ねてみると、おみそ汁が全体の3 割近くを占めトップに。次いで煮物が 15.9%、肉じゃがが 9.8%と続いた。もっとも、伝えたい「家庭での技やマナー」を尋ねたところ、おはしの持ち方や食事の作法、「いただきます」や「ごちそうさま」といった礼儀作法が6割を超え、だしのとり方(30.4%)など、実践的な技よりも礼儀作法を重視している姿が浮き彫りになった。

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