(OVO オーヴォより)

円満に、と思うとなかなかホンネが言えないのは、どんな時でも同じ。「エン転職」のサイトユーザーを対象に「退職理由のホンネとタテマエ」について実施したアンケート調査(エン・ジャパン・東京)で、会社を退職する時、本当の退職理由を会社に伝えた人は約半数だったことが分かった。
調査では1,515人が回答。会社(人事)に伝えた退職理由がホンネとは異なるか聞いたところ、「はい」が47%。会社に伝えた退職理由としてもっとも多かったのは「結婚、家庭の事情」(23%)。家庭の事情は個人的な話で、会社が踏み込みにくい部分だ。一方、本当の退職理由はというと、「人間関係」(25%)が最多の回答。会社に伝えた退職理由の上位だった「家庭の都合」は2%。ホンネとタテマエのギャップは大きそうだ。
本当の退職理由が話せなかった理由として、もっとも多かったのは「円満退職したかったから」(34%)。様々な不満を抱えながらも最後は丸く収めたい、波風を立てたくないと言う退職者の心理がうかがえる。続いて挙げられたのは「話をしても理解してもらえないと思ったから」(21%)。会社や経営者に対する不満や諦めが垣間見える結果となった。