(OVO オーヴォより)

日本0.31円、アメリカ1.11円、フランス1.77円、イギリスに至っては3枚1組だが3.70円。
主要先進国の中で、日本が飛びぬけて安い数字をたたき出しているのは、ティッシュペーパー1組あたりの値段。確かに、町中で無料のティッシュを配っているのは日本だけ。花粉症の人用に保湿成分入りのティッシュなんていう代物があるのも日本だけ、トイレットペーパーだって、日本の巻きはしっかりしていて長持ちする。アメリカで第一次大戦中に脱脂綿の代用品として開発されたといわれるティッシュ。1953年に日本に入り、1964年にボックスティッシュペーパーが発売されたのだそうだ。
プラネット(東京)が、ボックスティッシュペーパーに関する意識調査を実施したところ、95%の人が買っている売れ筋は5箱セット。かける金額で最も多かったのは「200〜300円未満」(54.7%)だった。
鼻をかむ、汚れを拭くといった基本的な使い方以外に、どんな使い方をしているか聞いたところ、「料理をする際の油こしに使用する」や、「掃除機のフィルター、ドリップコーヒーのフィルターにする」、「お花やリボン、てるてる坊主を作る」など工作の材料にする人も多数。少数派だが、ボックスからティッシュを勢い良く引き出して、ストレス解消をするといった意見も。
ティッシュを使い終わった後のボックスの二次利用方法もある。「ケーキを焼く時の型にする」「ビニール袋などを入れる収納ボックスとして再利用する」「ベランダに出る時のスリッパにする」などユニークな回答のほか、「へそくりを隠す場所にする」という人も。空箱だと勘違いされて捨てられないようにお気をつけて。