花粉の飛散がピークに 今から間に合う対策のキホン

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(OVO オーヴォより)

 今年も花粉症の悩ましい季節が到来した。既に症状に悩まされている人もいるだろう。例年2月から3月にピークを迎える花粉の飛散。環境省によると、今春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、前年と比べて一部地域で「やや少ない」とされるものの、全国的には「並」「かなり多い」と予測されている。内閣府政府広報室が呼びかけている基本的な花粉症対策をあらためて確認してみよう。

 まず、まだ症状が出ていない人のための予防策は、「規則正しい生活習慣」「悪化の前の初期療法」が土台になる。花粉症の発症や症状の悪化の一因と言われる免疫機能の低下を防ぐために、規則正しい生活と十分な睡眠、そして適度な運動を。鼻やのどの粘膜を正常に保つために、風邪をひかない、たばこを吸わない、過度の飲酒をしない、といったことも心がけたい。予防的に抗ヒスタミン薬などを服用する「初期療法」という早めの治療は、完全な予防にはならないが、症状を軽減させる効果も期待できる。

 すでに症状が出ている人が悪化を防ぐためには、花粉を「つけない」「持ち込まない」そして「こまめな掃除」の3つがポイントになる。外出時は、マスク、メガネ、帽子の着用で、吸い込む花粉の量や頭や顔に付く花粉を減らすことができる。ウールなどの花粉が付着しやすい衣類は避け、綿、ポリエステルの衣類がベター。帰宅したら、衣類や髪の毛などに付着した花粉をよく落としてから家に入り、うがいや洗顔でのどや顔に付着した花粉も洗い落とすことも効果がある。室内に持ち込まれた花粉をなるべく減らすために、こまめに掃除機を。換気の際は、窓を全開にせず、短時間にするといった注意点もある。

 体質や症状によっても、花粉症の治療方法は異なる。医師とよく相談して、自分に合った治療と対策で花粉症の辛い季節を乗り切ろう。

<関連リンク>
・政府広報オンライン お役立ち情報
「環境省の花粉情報をチェックして早めの治療と日常生活の対策に役立てよう」
・政府インターネットテレビ/「花粉から身を守ろう 〜花粉症のメカニズムとその対策〜」
・環境省「花粉情報サイト」
「環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)」は、サーバ移行中のため、平成28年は3月上旬からの運用を予定。

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