(OVO オーヴォより)

原発事故の後、一般個人向けのガイガーカウンターを買ったという話をあちこちで聞くようになり、それができるなら、食べ物の残留農薬カウンターなんてあったらいいのに、と話題になったが、どうやら実現したらしい。愛知県が、科学技術交流財団に委託して行っている「知の拠点あいち」重点研究プロジェクトで、誰でもどこでも簡単に検査できる、農作物の残留農薬検査キットが開発された。今後、農作物を取り扱う企業などに提供して、実証試験を開始する。
これまで、残留農薬の検査は、100種類以上という広範囲の農薬を対象に、外部の分析機関などに依頼し調べていたが、分析には数日、しかも数万円が必要。だが、このキットは、特定の1種類の農薬に対して15分程度で検査ができ、しかも安価。小売店や一般消費者でも簡単に自主検査ができるようになりそうだ。