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あなたの先生どうだった? 都道府県別、英語教師の「英語力」ランキングが明らかに

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(Jタウンネットより)
漫画「フジ三太郎」に、英語教師が修学旅行中にで出くわした外国人観光客の質問に答えられず、生徒たちから白い目で見られる、という4コマがあった。これは極端にしても、「今思えば、うちの先生、あんまり英語うまくなかったなあ」という人は少なからずいるだろう。

北陸の先生は「英語力」高い傾向

文部科学省は、公立中学・高校の英語担当教員のうち、実用英語技能検定(英検)準1級以上等の資格を取得している人(以下、取得者という)の数を都道府県別に明らかにした。

これは2014年6月18日に開催された英語教育の在り方に関する第5回有識者会議の配布資料に掲載されているもので、「英検準1級以上等」とは、英検以外にTOEFL PBT550点以上、CBT213点以上、iBT80点以上またはTOEIC730点以上も含まれる。

●公立中学校
中学校の全国平均は27.9%。トップは「富山」で47.5%だった。以下、「福井」が42.8%、「東京」が41.4%と続く。40%には及ばなかったものの「石川」も39%と全国平均を大きく上回り、北陸地方の取得者率の高さが目立つ。
ワーストは「岩手」が10.4%、「岐阜」が16.1%、「福島」が17.0%だった。北海道・東北地方で全国平均を上回った自治体はなかった。

文部科学省調査をもとに編集部作成
文部科学省調査をもとに編集部作成

首都圏の高校英語教師の取得者率が低い

●公立高等学校
全国平均は52.7%だが、取得者率は中学校以上にバラツキが目立つ。
最も取得者の割合が高かったのが「香川」で82.0%。2位が「富山」で75.7%、3位が「鳥取」で74.4%と続く。
一方、ワースト3は「奈良」が33.4%、「千葉」が34.8%、「福島」が35.6%だった。

中学校の取得者率で奈良と千葉は全国平均を若干上回っていたのに、高校になると途端に数字が悪くなった。両県とも教育熱心なイメージが強いだけに意外な結果だ。

中学同様に取得率が高かった北陸を初め、新潟から鳥取にかけての日本海側はすべての県で全国平均を上回った。茨城・群馬・東京を除く北海道・東北・関東地方は全国平均を下回る。中学校の取得者率で46位だった「岐阜」は、高校で64.6%と順位を大きく上げている。

文部科学省調査をもとに編集部作成
文部科学省調査をもとに編集部作成

無資格者を採用するにあたっては各自治体とも実力を測るテストを実施しているし、英語テストを受けたことがない、または資格がないからといってイコール「英語力」が低い、とは言い切れない。「英検などの資格は持っていないけど、語学力は抜群」という先生も少なからずいるだろう。自分の恩師の英語と、ぜひ突き合わせてみてほしい。

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