街のコト

圏央道延伸で東名高速・中央道・関越道がつながる! どう変わる首都圏の道路事情

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

(Jタウンネットより)
2014年6月28日、圏央道の相模原愛川IC-高尾山IC間の14.7キロが開通する。これにより、東名高速・中央道・関越道が圏央道によって結ばれる。

圏央道青梅市付近(バイク便八王子立川所沢さん撮影、Flickrより)

青梅市_圏央道

圏央道整備で日本の物流は改善

今回の圏央道延伸がもたらす効果は、沿線のみならず全国に波及するといっても過言ではない。

●首都高速や国道16号線の渋滞緩和
群馬・埼玉北部方面から関越道経由で神奈川県海老名以西へ向かうとき、その約9割が都心を通過していた。経路となる首都高速や環状8号線は混雑し、たびたび渋滞が発生していた。中央道と東名高速の連絡は国道16号線がよく利用されるが、やはり慢性的な渋滞を引き起こしていた。今回の延伸で渋滞はかなりの程度解消するとみられる。東京を大地震が襲ったときのバイパスになるメリットも見逃せない。

圏央道沿線には物量拠点が集積しつつあり、関東・東海・関西の当日配送圏はさらに拡大することが期待される。

●首都高速の改修工事もしやすく
高度成長期に建設がはじまった首都高速は、当時の想定をはるかに上回る交通量により劣化が著しく、首都直下型地震等が発生したときの被害も懸念されている。大規模な補修工事をしたくても長時間交通規制するのは難しい。用地取得が順調に進めば、圏央道は2015年度中に全線開通する予定だ。首都高速に流入する車両は大きく減り、抜本的な改修工事もしやすくなる。

●レジャー客が増える
国交省によれば、関越道・圏央道・中央道沿線に住む住民約300万人が、2時間以内で湘南エリアへ出られるようになる。埼玉や山梨県民にとっては、車で箱根や御殿場方面に出やすくなる。

今回の延伸がもたらす経済効果は大きいけれども、高尾山中腹を掘って建設したトンネルが、一帯の生態系に悪影響を及ぼしているという指摘もある。付近を通過する際は、自然に感謝する気持ちを忘れてはならないだろう。

※関連記事
圏央道・厚木PAに「B-1グランプリ」公認グルメ施設がオープン!

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME