(Jタウンネットより)
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2014年5月29日放送で、名古屋市営地下鉄の「ベビーカーマーク」について紹介していました。
「ベビーカーマーク」って?
1日平均100万人以上が利用する名古屋市営地下鉄ですが、ベビーカーでの地下鉄利用者は1日平均約1000人とのこと。
利用者の方にお話しを伺うと「ホームで歩行者の方に押されて、怖い思いをした」「ベビーカーは場所を取るので、迷惑になるのではないかと電車で出かけるのをやめようと思うこともあります」など、苦労が多いようです。
そこで国土交通省はベビーカーを利用しやすい環境づくりに向け、今年3月に「ベビーカーマーク」を発表しました。
このマークは、電車やバスなどでマークが表示されている場所では、混雑時でもベビーカーを畳まずに利用できることを表しています。
名古屋の「ベビーカーマーク」は?
名古屋市営地下鉄ではこれまでも、混雑時以外は畳まずに利用可能としていました。
これに加え広くて停めやすい車いすスペースにマークを表示し、使ってもらおうという事だそうです。
車いすスペースは、現在運行している車両のおよそ3分の2以上まで普及しており、主に一番前と後ろの車両に用意されています。
名古屋市交通局 電車部運輸課の方にお話しを伺うと「今までどの場所でも利用してもらっているので、この場所でないといけないということではなく、車いすでもベビーカーでも利用しやすい場所で利用していただきたい」とおっしゃっていました。
「ベビーカーマーク」利用者も声は?
「親切な方もいらっしゃるが、そうでない方もいるので、公共の場所で認めていただけるのはありがたい」「もっと気軽に出かけられるようになる」との声がある一方で、「ベビーカー1台なら良いが、2台並ばれると道を塞ぐことになる」「混雑時にはベビーカー利用の方にも気を遣っていただきたい」と混雑時を心配する声も。
名古屋市では「混雑時にはできれば畳んでいただきたい。ベビーカー利用の方と周りのお客様双方が気持ちよく利用していただけるように、そのようなご案内をさせていただきたいと考えています」とのことでした。
車いすスペースなので、まずは車いす優先です。これまでどおり混雑時を除いて、車いすスペース以外でも畳まずに利用が可能ですとのことですので、お互いに気を遣って利用したいものですね。(ライター:神谷祐美)