野村不動産アーバンネット(株)は9日、2014年10月1日時点の首都圏の住宅地・中古マンション価格実勢調査の結果を公表した。東京都区部、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県の住宅地および中古マンションを対象に、通常取引を想定した実勢価格を査定、四半期ごとにまとめている。
7〜9月期の住宅地価格の平均変動率は、プラス0.4%(前回:プラス0.3%)で6四半期連続のプラス。千葉県を除くすべてのエリアでプラスとなった。「値上がり」を示した地点 は25.5%(同:18.6%)と増加。「横ばい」は71.3%(同:78.6%)、「値下がり」も1.3%(同:2.9%)と減少した。
中古マンション価格の平均変動率はプラス0.3%(同:プラス0.3%)。千葉県を除きプラスとなった。「値上がり」は21.7%(同:18.7%)、「横ばい」は75.1%(同:72.4%)といずれも増加し、「値下がり」は3.2%(同:8.9%)と減少した。
また、13年10月〜14年9月の住宅地価格の平均変動率はプラス1.4%(同:プラス1.1%)に。「値上がり」と「横ばい」が増加し、「値下がり」が減少している。中古マンション価格は平均変動率プラス1.1%(同:プラス0.9%)。「横ばい」「値下がり」が減少し、「値上がり」が増加した。