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家事は夫婦で分担が当たり前? 実際に夫の貢献度は……

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家事分担のイラスト

みなさんは毎日どれくらい家事をしていますか? 1人暮らしか家族と同居か、専業主婦(主夫)か共働きかなど、いろいろな事情で家事の負担は変わりますよね。

なかでも夫婦の家事分担は、意見が分かれるところ。女性の社会進出が推奨され、共働き夫婦が増えている今、昔のように女性が専業主婦として家事を担うのが当たり前ではなくなってきました。でも実のところ、夫婦の家事分担について、みなさんどう考えているのでしょうか。

そこでat home VOXでは、みなさんの「家事に対する考え方」と「実際の貢献度」を調べてみました。

まずは、みなさんが家事をどう捉えているのか質問です。

Q.あなたの家事に対する考えは……
【A】妻が行うもの 【B】夫婦で協力しながら行うもの

■男性の年代別回答結果
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■女性の年代別回答結果
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男女とも「【B】夫婦で協力しながら行うもの」の方が優勢で、特に若い年代ほど多くなっているのがわかります。一方の「【A】妻が行うもの」を選んだ人は、女性ではどの年代も同じくらいの割合ですが、男性では20代が最も少なく12.5%、最も多いのは40代で29.8%でした。やはり若い年代の方が、男女問わず、家事は夫婦が協力してやっていくものという意識が強いようですね。

参考までに、この結果を地域別に見てみましょう。

■「【A】(妻が行うもの)」「どちらかというと【A】」が多かった地域ランキング
妻が家事

■「【B】(夫婦で協力しながら行うもの)」「どちらかというと【B】」が多かった地域ランキング
分担

福井では、合わせて半数以上が【A】(妻が行うもの)を選択。福井県と言えば「「優秀なビジネスマン」が多そうな都道府県は? 社長輩出数34年連続トップの地域があった!」でもご紹介したように、人口10万人当たりの社長輩出数が34年連続全国トップと、ビジネスが盛んな地域。男性が仕事をして女性が家庭を支えるという形が今も残っているのかもしれませんね。

【B】(夫婦で協力しながら行うもの)の回答率トップは香川。こちらは、7割近い人が「夫婦で協力」と答えました。また2位に福岡がランクイン。「腕っ節が強くて出世しそう……「いい男」イメージ都道府県ランキング発表!」などで紹介したとおり、福岡の男性は力強さや仕事のイメージがありましたが、実は家事もきちんとやっているのかも?

皆さんの考えが明らかになったところで、実際の家事への貢献度を聞いてみましょう。

「Q.あなたの家事への貢献度を「%」で表すと……(すべて自分で行っている場合は100%)」の平均値

■男性の年代別回答結果
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■女性の年代別回答結果
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男性はどの世代も平均40%台にとどまっています。「家事は夫婦で行うもの」という人が多かった20代・30代でも、実際に貢献できているかと聞かれると、ちょっと自信がない様子。一方、女性は男性に比べて高く、いちばん低い20代でも平均65.0%でした。

仕事の事情や家事の得意不得意もありますから、やはり完全に平等にするのは難しいですよね。お互いの事情をくみあって負担度を調整するのが、協力し合う夫婦の形といえそうです。

ちなみに、夫婦が同じ年代だと仮定すると、20代男性と20代女性の貢献度は合計で100%に近く、お互いに家事の貢献度を共通認識できていそうです。

対して、30~50代は貢献度の認識に少しズレがありそう……。50代に至っては男性40.6%に対して、女性は82.5%で、合計すると約123.1%! このオーバー分、どちらかが自分の貢献度を高く見積もっているのでしょうか……? こういうときは、夫が折れるのが夫婦円満の秘訣のような気がしますね。

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/対象/全国20〜59歳の男女1457名(47都道府県から31名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2017年1月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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