
先日at home VOXでは、掛け布団を干す頻度や羽毛布団のケア方法について、アンケートで調べました。それ以前にも、バスタオルやシーツの洗濯頻度も調べましたね。
続く今回のテーマはマットレス。布団に比べて重くてかさばる寝具なだけに、なかなか手入れが難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。そんなマットレスのケア方法、みなさんはどうやっていますか?
まずは、マットレスはどのぐらい利用されているのでしょうか?
Q. 寝る時に、マットレスを使っていますか?

48.3%が「はい」と回答。日本人の2人に1人はマットレスユーザーだったんですね。ちなみにこの結果を男女別に見てみると、「はい」と回答した男性は39.1%だったのに対して、女性は57.4%。女性の方が多くマットレスを使っていることが分かりました。
それではいよいよ本題です。マットレスのケア方法について聞いてみましょう。
「Q.寝る時に、マットレスを使っていますか?」で「はい」と答えた人に聞きます。
Q.マットレスのケアはどうしていますか?

「掃除機でゴミやホコリを取る」が1位で、29.7%。続く2位は「日干し」で26.1%でした。以降はファブリーズやコロコロなど、クリーニング用品でのケアが続きますね。布団よりも干しにくいマットレスはケアが難しいため、こうした方法が多いのも納得ですね!
では、マットレスを正しくケアするにはどうすべきなのでしょうか? そこで、「冬のあったか羽毛布団は週1回の日干しでいいの? 正しいケア方法をプロに聞きました」で羽毛布団の正しいケア方法について教えてくれた東京西川さんにまたまた質問!
西川によると、マットレスには用途に応じて様々なものがあり、ベッドフレームに載せて使うベッドマットレスや、敷きふとんの下に敷くベースマット、またマットレスと呼ばれる敷きふとんも出てきているそう。今回は特に、べッドマットレスのケア方法について聞いてみました。
■ポイントは「湿気を逃がす」こと
ベッドマットレスを直接床に置くと、冬は床との温度差によって結露し、夏は汗の抜け口がないためカビが生えてしまいます。家で使うときは、直接床に置かずに、風を通すレイアウトを考えましょう。
■直接寝るのはNG。シーツの手入れはこまめにしよう
マットレスに直接寝ると、素材が汗を吸収してしまいます。必ずベッドパッドやシーツで覆って使用しましょう。ベッドパッドやシーツはこまめに替えるか洗濯をして清潔に。
■実はカビの原因!? ベッドの下に収納ボックスを置いてはいけない
有効な収納スペースというイメージのあるベッドの下ですが、ここに収納ボックスを置くと通気性が悪くなり、カビの原因になることも。もし置く場合は、定期的に収納ボックスを出して換気しましょう。
■日常のこまめな除湿が快適な睡眠につながる!
日常のケアとしては、天気のよい日に窓を開け放し、シーツなどすべて取り外してベッドサイドに立てかけておくのがベスト。このとき、ときどき上下を置き換えたり、裏返したりすれば効率良く除湿できるうえ、スプリングも長持ちします。さらに念を押すなら、除湿シートの併用がおすすめです。もしカビが生えてしまったら、ベッドマットレスに直接日光を当て干し、カビの繁殖を防ぎましょう。
みんながやっているケア方法2位の「日干し」は正しかったようですね。もちろん、1位の「掃除機でゴミやホコリを取る」もやっておくに越したことはなさそうですが、それよりも湿気対策をきちんと行うことがポイントのようです。
ついつい敷きっぱなしにしがちなマットレス。ちょっと大変かもしれませんが、それで快適な睡眠が手に入るなら安いもの。ぜひとも試してみてください!
協力:東京西川
イラスト:タテノカズヒロ
<アンケート調査概要>
対象/対象/全国20〜59歳の男女516名
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2016年11月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。