
先日のアンケートで、掛け布団のケア方法は日干しが圧倒的多数、そして干すペースは週1回ということがわかりました。
しかし、それは本当に正しいのでしょうか? この季節に重宝する掛け布団といえば、保温効果抜群の羽毛布団ですよね。でも、羽毛布団は大変デリケートな寝具。アンケートで多くの人がやっている「週に1回、日干しする」というケア方法は、羽毛布団でも問題ないのでしょうか?
まずは、前回のアンケート結果「掛け布団のケア方法」のランキングをもう一度確認してみましょう。
「Q.掛け布団のケアはどうしていますか?」の回答結果ランキング

「日干し」が57.8%で1位、2位は「自宅で洗濯」で28.3%、3位は「掃除機でゴミやホコリを取る」で16.9%でした。
果たして、羽毛布団でも自宅での洗濯や掃除機でのゴミ・ホコリ除去でいいのでしょうか? ズバリ、正しい羽毛布団のケア方法を寝具メーカーの東京西川さんに聞きました!
■羽毛布団を長持ちさせるために日頃から気を付けるポイント
日ごろから、必ずカバーをかけて使いましょう。カバーをかけることで、汚れを防ぎ、羽毛布団の風合を保つことができます。なお、羽毛の吹き出しの原因となるので、衿カバー等を安全ピンでとめたり、針を使って縫い付けるのは厳禁です。
■羽毛布団の日頃のお手入れ方法
羽毛布団は吸放湿性に優れているので、月に1~2回程度、風通しのよい日陰に干すだけで十分です。なお、日に干す場合は必ずカバーをつけましょう。このとき、布団を叩くのはNG! 中の羽毛がちぎれてしまうことがあります。
■羽毛布団が汚れてしまったら?
汚れたときは、濡らしたタオルで軽く拭きましょう。どうしても落ちないようなひどい汚れの場合は、クリーニング業者など専門家に相談を!
■羽毛布団を使わない期間の正しい保管方法
寒い季節に活躍する羽毛布団は、暖かくなってきたら使われないことがほとんど。その場合、一度日に干してからカバーをはずし、湿気の少ない場所に保管してください。このとき、ふくらみの戻りが悪くなるおそれがあるため、ふとん圧縮袋の使用は避けましょう。使わない間でもときどき日干しをすると、ダニやカビを防げます。
羽毛布団の正しいケア方法とペースは、「日干しではなく風通しのいい場所に陰干しで、干すペースは月に1〜2回程度」でした! アンケート結果で多数派だった「週1回のペースで日干し」とは異なる結果でしたね。日干しする場合は必ずカバーをつける、布団は叩かない、という点はぜひ参考にしてください。
また、汚れは濡れたタオルで軽く拭き、いざとなったらクリーニングに! いかに羽毛布団がデリケートかがわかりますね。
厳しく冷え込む冬の夜を、あのフカフカさで優しく包み込んでくれる羽毛布団……。ぜひとも正しくケアをして、末永く愛用してくださいね!
協力:東京西川
イラスト:タテノカズヒロ
<アンケート調査概要>
対象/全国20〜59歳の男女516名
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2016年11月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。