
涼やかな見た目に、つるっとした喉越し……。夏の定番ヌードルといえば「そうめん」ですよね。9月になって、食べることが減ってきたかもしれませんが、まだ暑い日が続きますし、アレンジレシピもたくさんあるので、まだまだおいしく食べられます。
今回at home VOXでは、そんなそうめんについてのアンケートを実施! 「そうめん愛」が強いのはどの地域なのか調べてみました。
まずはストレートにこの質問から。
Q.そうめんや冷や麦は好きですか?

74.1%と、大半の人にそうめんは好まれているようです。それでは、「はい」の声が多かった、そうめん大好き地域を見てみましょう。
「Q.そうめんや冷や麦は好きですか?」で「はい」の回答率が高かった地域
同率1位の6県中5県が西日本の地域でした。どうやらそうめん好きは西日本に多いようですね!
そうめんといえば贈答品でもらったり、昨年の残りがあったりすることも多いですよね。そこで続いてはこんな質問です。
Q.この夏、そうめんや冷や麦を買いましたか?

「はい」の人は57.2%でした。この質問についても、地域別の結果を見てみましょう。
「Q.この夏、そうめんや冷や麦を買いましたか?」で「はい」の回答率が高かった地域
「そうめんは好きですか?」の質問で1位だった熊本が、こちらでも1位にランクインしました。また、同じ九州の佐賀も同率1位でした。九州地方は、そうめん愛が強いエリアなんですね!
そんな九州地方には、やはりさまざまな「ご当地そうめん」がありました!
【大分】カボス×そうめん
大分県の名産品であるカボスを薄く輪切りにしてトッピングすると、酸味のあるさわやかな味わいに。
【宮崎】蜂の子×そうめん
宮崎県北部では、蜂の子やさなぎをそうめんに入れて食べる郷土料理があるそうです。エビや魚介系に近い味で美味しいとか。
【長崎】オランダ煮×そうめん
「オランダ煮」とは、油で揚げた具材を醤油やみりんで煮た長崎発祥の料理。一部地域では、そうめんに添えて食べるそうで、石川県でも食べられています。
【熊本】鯛そうめん
以前、瀬戸内の郷土料理として紹介したこともある「鯛そうめん」は、実は熊本県でも食べられているのです。煮付けた鯛を丸ごと麺に乗せたもので、縁起物として知られています。
【鹿児島】そうめん流し
「流しそうめん」ではなく「そうめん流し」。この2つは似て非なるものなんです。「流しそうめん」は、半分に割った竹をレーンにして麺を流すもの、「そうめん流し」は、円形の流し器で麺を回すもので、鹿児島県が発祥だそう。
【鹿児島】油そうめん
もうひとつ鹿児島からご当地そうめん情報を。「油そうめん」は、イリコでとった出汁に油を加え、茹でたそうめん・肉・野菜を入れて炒め和えた奄美諸島の郷土料理です。
食べやすいけど、飽きもくる夏の食べ物・そうめん。ちょっとひと手間加えれば、新鮮な味わいで楽しめそうですね。
ちなみに、贈答品でもらったり大量に買ったりするとなかなか食べ切れず来年に持ち越すことも少なくありませんよね。皆さんはこの夏に食べ切れるのでしょうか?
「Q.この夏、そうめんや冷や麦を買いましたか?」という問いで「はい」と答えた方にお聞きします。今年の夏に食べ切れそうですか?
【A】食べ切れそう 【B】来年まで残すつもり

【A】の食べ切る派の合計が78.2%までのぼりました。皆さん夏のうちにきちんと食べ切っているんですね。
とはいえ、まだ余っているという方、「早く食べ切らないと!」と焦る必要はありません。そうめんのブランドとして有名な「揖保乃糸」によると、そうめんの賞味期限はなんと3年6カ月! 冷麦は2年、うどんは1年が賞味期限ですから、非常に長い期間保存しておけますね。もちろん、直射日光があたらない通気性のよいところで、他の食品の香りがつかないように保管することが大切。冷蔵庫の中でもいいそうです。
その揖保乃糸には、1年間熟成させた商品「ひね」があります。高温・多湿の梅雨時期に小麦粉内に含まれる酵素が働くことでそうめん内の脂質が変わり、そうめんのコシや舌ざわりがさらに良くなるんだとか。
残しておいて来年の夏食べるというのも楽しみかも!
イラスト:タテノカズヒロ
<アンケート調査概要>
対象/対象/全国20〜59歳の男女1,457名(47都道府県各31名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2016年5月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。