ホワイトデーまであと10日。男性の皆さん、お返しの準備はできましたか? まだ何も用意していないという人、今年は「花」をプレゼントしてみてはいかがでしょう。
at home VOXアンケートによると、女性に花をプレゼントした経験があるという男性は36.4%。20代男性にいたっては12.9%しかいないようです。確かに、女性に花のプレゼントなんてキザでベタ、と思う人も多いかもしれません。
しかし、アンケートによると花を「もらったら嬉しい」と答えた女性は81.6%もいるのです!
女性に喜ばれる花のプレゼントの極意をプロが伝授!
とはいえ、花をプレゼントした経験のある人が少ないというアンケート結果が出ているということは、「どんな花をプレゼントすれば?」「予算は?」など悩む男性も多いことでしょう。
そこで、花のプロである花屋さんに「女性にプレゼントして喜ばれる花の選び方」を教えてもらいました! 東京・築地にある創業100年以上の老舗・花伊之さんの実房さんにお話を伺いました。
■贈りたい女性に合いそうな花をイメージしましょう
花を選ぶ前に、リサーチすべきポイントがいくつかあります。それは、贈る相手の
●年齢
●好きな色
●イメージ
この3点を花屋さんに伝えれば、プロが素敵な花束にまとめ上げてくれます。
実房さん「若い人だとガーベラ、ダリア、バラなど、かわいくて華やかなものが好きな傾向があります。そして、大人の女性には蘭や百合などシックで高級感のあるものが喜ばれることが多いですね。年代に加えて、好きな色なども分かれば、より相手好みの花束に仕上げられますよ」
好きな色やテイストを直接聞くのもいいですが、普段着ている服や持っている小物の雰囲気から推測することもできます。たとえば、ガーリーなデザインの服や、明るい色の小物を持っている女性だと、かわいらしい雰囲気の花をプレゼントすると喜ばれそうですよね。
逆に、自分が思う相手のイメージの花束をプレゼントして「あなたをイメージした花束です」と渡すのも、気持ちを伝える一手かもしれません。
■喜ばれる花選びのポイント
下調べが済んだら、さっそく花を買いましょう。
実房さん「初めての方は、下調べした情報と予算を花屋に伝えて、おまかせで花束やアレンジメントを作ってもらうのがおすすめです。自分で選ぶと、色や種類の組み合わせがちぐはぐになってしまうことがあるので要注意。どうしても贈りたい花がある場合は、メインの1種類だけ指定して、あとは我々プロにお任せください。」
もしくは、旬の花をプレゼントするのもいいかもしれませんね。3月上旬ならチューリップやスイートピーがきれいな時期です。ちなみに、花束の平均予算は2000〜3000円。これで見た目もボリューム感もほどよい花束を作ることができます。
また、プレゼント後のことも考えて花を贈ると、さらに好感度アップ!
実房さん「一人暮らしだと花びんなどを持っていない人も多いので、そのまま飾れるアレンジメントのほうが喜ばれそうです。また、花と一緒に花びんをプレゼントするのもアリですね」
■他の男性に差を付ける5つのこだわりポイント
「せっかく花をプレゼントするのだから、印象に残るものにしたい」。そんな人は基本の花の選び方に、ちょっとしたこだわりをプラスしてみましょう。
●ポイント1:「香り」にこだわる!
実房さんアロマや香水など、良い香りが好きな女性は多いですよね。贈り相手の女性が普段から香水などを愛用している人なら、香りの良い花をプレゼントすると喜ばれそう。たとえば、甘い香りが好きな人にはスイートピーがおすすめですね」
●ポイント2:「花言葉」にこだわる!
実房さん「花言葉に注目して選び、花束にメッセージ性をもたせてみましょう。『あなたを愛しています(バラ)』や『永遠の愛(チューリップ)』など熱い愛のメッセージから、『感謝(ダリア)』『友情(マリーゴールド)』など日頃の思いを代弁してくれる言葉までさまざまです。
ただし、同じ種類の花でも色によって花言葉が変わる場合があるので要注意!
実房さん「特にチューリップやバラは色ごとにさまざまな花言葉があり、赤いチューリップは『愛の告白』の意味を持ちますが、黄色のチューリップだと『失恋』の意味になってしまいます」
●ポイント3:「ラッピング」にこだわる!
実房さん「ラッピングにもこだわればワンランク上の花束にできます。ラッピングのペーパーはリボンは、花の美しさを引き立ててくれる色を選びましょう。基本的には花と同系色、又は差し色になるものを選ぶようにすれば華やかな雰囲気に。細部へのこだわりが見える花束は、キレイなものが好きな女性の心にしっかり響くはずです」
●ポイント4:「さりげなさ」にこだわる!
実房さん「前もって花束を準備しておくのもいいですが、さりげない演出も女性の心をときめかせるもの。『花屋の前を通りがかって、ふと思いついた』風に、女性の目の前で花を一輪買ってプレゼントする作戦もおすすめです。一輪だけ贈るなら、バラやチューリップなど華やかな花が絵になります」
●ポイント5:「インパクト」にこだわる!
実房さん「このホワイトデーに勝負をかけたい! という人はインパクト絶大なバラ100本の花束を贈るという作戦もアリです。ただ、あまり仲良くなっていない相手に贈ると、ただビックリされておしまい、という可能性もあるので、お互いの距離感を考慮してくださいね。そこまでいかなくても……という人は、花束に珍しい種類の花を織り交ぜることで個性をアピールしてみましょう」
■「思い出」をプレゼントして喜ばれよう
花はいつか枯れてしまいますが、渡した瞬間の思い出は長く残るもの。花を選んだり、渡したりする瞬間は照れくさいかもしれませんが、少し勇気を出すことで「あの時プレゼントしてくれた花束、すごくキレイで嬉しかったな」なんて、後々まで二人で語り合えるような素敵なホワイトデーになるかもしれません!
花伊之
TEL:03-3541-7035
東京都中央区築地2-11-8
http://www.hanaino.jp/