先日at home VOXでは、まだ経験者の少ない4D映画を実体験してきました。今回のアンケートも引き続き「映画」について。テーマは「スタッフロール／エンドロール」です！
「スタッフロール」とは、キャストやスタッフなどの一覧のこと。多くの場合本編終了後に流され、その場合は「エンドロール」と呼びます。エンドロールが流れている最中は、本編の興奮の余韻に浸りながら、その作品に関わった人たちの存在をかみしめる、味わい深いひとときといえます。
そのエンドロールですが、本編終了後にどのくらいの人が最後まで観ているのでしょうか？ またそれより前に、観ている作品がもしつまらなかったら、エンドロールの前に席を立ってしまうことも……？ みなさんに意見を聞いてみました！
Q.映画は好きですか？
前回もご紹介しましたが、映画好きは全体で約7割。そんな皆さんの、劇場での映画鑑賞における行動アンケートがこちら！
Q.映画館で観ている映画がもしつまらなかったとき、あなたはどうしますか？
【A】ガマンして最後まで見る
【B】すぐに映画館を出る
■男性の年代別回答結果
■女性の年代別回答結果
男女およびどの年代でも、「【A】我慢して最後まで観る」という人の方が多数派でした。すでにお金を払っていますから、観ないと損した気分になりますよね。一方で「【B】すぐに映画館を出る」の数値で目立ったのが、40代男性で合計13.7%、50代男性で合計15.3%でした。お金よりも時間がもったいない！という中高年の男性は少なくないようです。
では本題。映画を観終わった後に流れるエンドロールについて聞いてみましょう。
Q.映画の本編が終わったら……。
【A】すぐに出て行く
【B】エンドロールが終わるまで見る
■男性の年代別回答結果
■女性の年代別回答結果
男性・女性ともにどの年代も「【B】エンドロールが終わるまで観る」が多いという結果が出ました。特に男女ともに20代と若い世代の方がエンドロールまでしっかり観て、年代が高くなるほど観ない割合が高くなっていきます。
でも、エンドロールを観ずに席を立ってしまうのはもったいない！ なぜなら、エンドロール中やその後に、思いもよらぬ特典映像が流れる作品もあるから。そこで、年間100本以上は観るというat home VOX編集部屈指の映画フリークに、エンドロールまで見逃せない映画を教えてもらいました！
【ジャッキー定番のNG集といえばコレ！ 「プロジェクトA」】
エンドロールのNG集といえば、ジャッキー・チェン映画！ その歴史的な1本が「プロジェクトA」。NG集を観て、「ジャッキーが実際にスタントをしているんだ！」という驚きを受けた観客も多いはず。とくに本編の名場面「時計台から落下するシーン」のNGは必見。ジャッキーの命を懸けた真剣勝負は観ているだけでハラハラします。
【アニメなのにNG集？ 「トイ・ストーリー2」】
ピクサー映画の代表作である本作。「アニメーションでNGシーン!?」といった演出は、当時の観客の度肝を抜きました。エンドロールのためだけに作ったNG集は、作り手の遊び心が伝わってくるので、観ているこちらまでワクワクさせてくれます！ アニメNG集の元祖と呼ばれる「バグズ・ライフ」のキャラクターも登場しますよ！
【本編を上回るハイクオリティなおまけ映像「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」】
凝りに凝った切り絵風のアニメーションは本編を、上回るほどの大好評を博しました。エンドロールの中でも屈指の出来栄えで、まるで絵本の中のようなファンタジーな世界には心奪われること間違いなし。エンドロールだけではもったいないと感じさせるほど1つのアニメ作品として成立していて、見応えたっぷりです。
【意味深すぎるメッセージが不意打ち！ 「バイオハザード：ザ・ファイナル」】
「バイオハザード」シリーズの完結編でありながら、エンドロール後に流れる映像はネット上でも物議を醸しました。完結した〜と一息ついた観客を不意に襲う衝撃的すぎるメッセージは、本編のエンディングを覆す内容といえます。「観客を楽しませるため？」「次回作を示唆している？」と、観客の想像力を刺激するメッセージの真相はいかに……？
気になる方は、今からでもDVDのレンタルなどでチェックしてみてください！ もしエンドロールに仕掛けがあったらと考えると、やっぱり映画は最後まで見逃せないですよね！
イラスト：タテノカズヒロ
＜アンケート調査概要＞
対象／対象／全国20〜59歳の男女1457名（47都道府県から31名ずつ）
調査方法／インターネットリサーチ
調査時期／2017年1月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。
