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好きではなくても経験あり ギャンブルに関する意識調査とみんなのエピソード

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ギャンブルエピソードのイラスト

「ギャンブル」と聞くとあまり良いイメージではない人が多いかもしれませんが、日本ではいわゆる「公営競技」として競馬や競輪、競艇、オートレース、また「公営くじ」として宝くじやスポーツくじなどがあります。最近では昨年末に、いわゆる「カジノ法案」が成立し、話題にもなりましたね。

ラッキーな経験をすることもあれば、あまりのめり込みすぎると手痛い損失になってしまうこともある「ギャンブル」。

at home VOXでは今回、そんな「ギャンブル」についてアンケートを実施。結果を性別・世代別に分析してみました。「ギャンブル」は好きか、やったことはあるか、さらにラッキー・アンラッキー経験談など、気になる疑問を通して、賭け事に対するみんなの意識の違いを見てみたいと思います。

※ここでの「ギャンブル」とは、主に「公営賭博」(地方公共団体が施行する競馬・競輪・競艇・オート-レース・宝くじの通称。 公営ギャンブル。『大辞林』第三版より)のことを指しています。

Q.「ギャンブル」は好きですか?(性別・年代別の回答結果)

■男性
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■女性
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そもそも「ギャンブル」が好きかと言われれば、好きな人は少数派。年代別に見ると、男女とも若い人ほど好きではないようですね。やはりイメージが悪いのでしょうか。

では、経験の有無に関してはどうでしょう。

Q.「ギャンブル」をやったことはありますか?(性別・年代別の回答結果)

■男性
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■女性
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男性は全年代で過半数が経験あり、50代にもなると8割以上に。比べると女性は少ないですが、それでもいちばん低い20代で4人に1人は経験しています。好きな人は少なくても、やってみたことがある人は多いようです。

そこで、どんなギャンブルを経験したことがあるのかを調査してみました。

Q.やったことがあるのは、どれですか?

ギャンブル種類

男女ともトップは「宝くじ」。すべての年代で7割の人が宝くじを買ったことがあることがわかりました。

大安の日の宝くじ売り場にできる長蛇の列。そこに参加した人もテレビで見た人もいるのではないでしょうか?「夢を買う」なんて言葉があるように、当たった時のことをアレコレ考えるのも楽しみの一つですよね。宝くじは日本人にとって、最も身近なギャンブルと言えそうです。

なお、4位の「その他」では、パチンコ・パチスロという回答が多く寄せられました。ただし、パチンコ・パチスロは風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)が定めるところによると、「設備を設けて客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業」。つまり、法律上はギャンブル(賭博)ではなくゲーム(遊技)とされているんですね。

ちなみ6位以下はご覧のとおり。

6位「競輪」11.3%
7位「海外のカジノ」9.8%
8位「オートレース」4.8%

では、最後に気になる質問。どんなラッキー経験・アンラッキー経験があったのか、聞いてみましょう。

Q.ギャンブルで最大いくら儲かったことがありますか?

■男性
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■女性
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儲かった金額の平均は男性が125,553円、女性が81,760円と、男性の方が高い結果でした。ただし、男女ともボリュームゾーンは「1~5万円」。次いで男性が「10~15万円」、女性が「1万円未満」と違いがありました。

男性の方が平均金額が高いのは、経験者が多く、賭ける金額も大きいからかもしれませんね。

だからか、やはり損失時も膨らむようです。こちらをご覧ください。

Q.ギャンブルで最大いくら損失したことがありますか?

■男性
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■女性
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損失した金額の平均は男性が94,895円、女性が16,904円でした。ボリュームゾーンは女性が「1万円未満」だったのに対して、男性は「1~5万円」。「10~15万円」という人も1割ほどいました。

具体的にみなさん、どんなエピソードがあるのかも聞いてみました!

Q.ギャンブルで大当たりもしくは大ハズレした時の内容を教えてください。

■大当たりした時
適当にルーレットに賭けてみたら36倍が当たった(30代男性)
最初に買った馬券が万馬券だった(40代男性)
・友達に選んでもらったスロット台で代わりに打って、15万円勝った(20代女性)
初めて買った宝くじで20万円増えた(30代女性)
初めての競馬で、100円で適当に購入したものが大当たりになった(40代女性)
・夫に連れられスロットに行った。何が何だかわからずどんどん当たってパニックになった(40代女性)
間違って買った馬券が当たった(50代女性)

■大ハズレした時
・バイト代を全額突っ込んで負けてしまった(20代男性)
・全レース万馬券狙いで負けた(30代男性)
・1時間で5万あっという間に使ってしまった。何も当たらないので意地をはりました(30代男性)
・会社の慰安旅行でカジノへ行き、持ち金の大半を失って友人に借りた(50代男性)
・パチンコ1日打って当たりゼロ。12万円負けた(20代女性)
・たまたま買ったものは当たるのに、気合を入れて買うと負ける(20代女性)

ラッキーエピソードでは、ビギナーズラックが目立ちますね。逆に、「熱くなるとダメ」という声も多く寄せられました。欲がない方が当たるイメージってありますよね。中には、あまりにも大当たりしたことにびっくりして、ギャンブルをやめたという人も。

ちなみに、回答の中には株式投資のエピソードもありました。ギャンブルという認識の人もいるんですね。

大半の人が好きではないものの、経験者は多く、女性よりも男性の方が勝った金額が多ければ、負けた金額も多いことがわかりました! また、それぞれの「ギャンブル」の認識も垣間見えましたね。

次回はこれを、「都道府県別」に見てみます! 果たして、ギャンブルに地域性や県民性は関係あるのでしょうか?

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/対象/全国20〜59歳の男女1457名(47都道府県から31名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2017年1月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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